シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨日、祖母と散歩していると、
かわいく咲き始めた
梅の木に目が留まりました。
そういえば…と思い
プランターを注意してみてみると、
昨年植えたチューリップが
葉っぱをのぞかせ始めています。
寒い日が続いていても、
もう春はそこまで来ているのを感じて
嬉しくなります。
毎日前を通ったり、
水をあげているはずなのに、
やっぱり見えてなかったことに
愕然とします。
やっぱり、
心がどこかに飛んでいて
今の目の前の幸せを
見過ごしていたことに気がつきました。
足元を注意しながら
ゆっくり歩く義母と散歩すると
私とは違うものを見ていることに
感動します。
お庭に咲いている
梅の花だけでなく、
小さな虫が、歩いていたり、
忙しそうに通り過ぎる若者を
じっと見つめていたり、
横断歩道を渡る子どもたちを見て
偉いねーって感心したり、
ゆっくりと、時間が過ぎていきます。
一つ一つを、味わうように
時を過ごしている感じです。
保育園で子どもと遊んでいるときも
同じ感覚を味わっていました。
同じ時間を過ごしていても
(この後、午後からは〇〇へ行って
夕方はあれしなくちゃ)とか、
(今週末は、あれがあるから、
用意しとかなくちゃ)とか
たくさんの考えが頭に浮かんで
今の用事を効率よく早く済ませた方が
時間を得するくらいの気持ちで
行動しています。
お年寄りや子どもと
同じ時間を共有すると
そのずれに違和感を感じて
自分の時間の過ごし方を
見直すきっかけになります。
お年寄りと過ごす時間と
子どもと過ごす時間から得るものは
共通するものがあると感じています。
今を味わう時間を
たくさん持っていることです。
小さな変化に感動したり、
興味を持っていつまでも眺めていたり
今を自分の心にしみ込ませていきます。
人は生まれてから、
社会に飲み込まれるまで
社会から離れて
死ぬまでの間しか、
こうやって時間を過ごすことが
できなくなっているのかなと
ショックを受けてしまいます。
こんな大事な時間を
いつ手放してしまったのか。
子どもとお年寄りと過ごしていると
その時間の中にずっといられたら
幸せをもっと感じるかもと
思ってしまいます。
心に感動をしみ込ませる時間を
一緒に感じさせてもらえるから
子どもと遊んだり、
お年寄りと会話する時間が
私にとっては、大事な時間。
心がとても癒され元気になります。
私の心の栄養になっているのです。