シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、子どもを授かったと知ったとき
どんな気持ちになったか覚えていますか?
初めて、自分の身体に命が宿ったと知ったとき、
何を感じたでしょうか?
『やったー!嬉しい!』と思える人ばかりなら
いいのですが、そんな人ばかりではありませんよね。
実際には、『困った、どうしよう』と
感じてしまう場合もあるでしょう。
一瞬喜べたとしても、すぐ不安な気持ちがやってきたり、
逆に、じんわり後から喜びがやってくるということもあります。
どんな状況の妊娠であっても、
子どもを産もうと決めたのは、お母さんで、
他の誰でもありません。
お父さんにも、責任はあるでしょと思うところですが、
子どもを産むと決め、実際産むのはお母さんです。
ですから、
子どもを育てる責任はお母さんにあるのです。
お父さんではありません。
この覚悟ができているかが、その先の育児に影響します。
それは、これまでの育児であなたも感じるのではないでしょうか?
子どもへの思いは、同じ人の中で、常に同じわけではありません。
人の心は、その時の捉え方ですぐ変化してしまいます。
子どものことが本当にかわいく思える時は、
自分のことを、親らしく感じるでしょうが、
少しでも、子どもを疎ましく思ったりすると、
そんな思いを持ってしまう自分を
駄目だとか、親としての資格がないと
感じてしまう場合もあります。
子どもへの責任感が強いほど、
ネガティブな感情が起こった自分を
責めてしまうお母さんがいます。
子どもを育てる責任を覚悟する気持ちは大事ですが、
全て、一人で何もかもやり遂げる事とは違います。
このあたりのバランスがうまくとれなくて、
何でも自分で頑張ってしまうのです。
ネガティブな感情が起こったとしても、
それを、否定したり、自分を責める必要はありません。
その感情を持っている自分を許してあげてください。
劣等感を感じて、自信を無くしたり、
自分の思い通りにならないことが続いたりすれば誰でも、
ネガティブな感情を持ってしまうものです。
それは、特別な事ではありません。
明るく元気に育児をしているように見える人だって、
必ず同じ感情を持つことがあるのです。
そのネガティブな気持ちを持っているということに
早めに気づけることが大事です。
早く気づければ、回復しやすいからです。
私は、そんな時は、自分の中でこう言っています。
(まあ、いいか。人間だもの、仕方ない)
(自分は自分。人のことは気にしない!)
そうやって、ネガティブな気持ちを持った自分を許しちゃいます。
そのあとは、その気持ちを長引かせないように
その時の、嫌な事、原因は考えないようにして、
じゃあ、どうしようかと考えを切り替えることを意識します。
とにかく、自分の気持ちがいつまでも鬱々とすることを
長引かせないこと、機嫌をとることに
気持ちを向けるようにしています。
子どもを産もうと決意した時の気持ちを忘れずに、
子どもを育てていく前向きな気持ちになった瞬間に戻って
自分の感情をコントロールして、
自分の機嫌をとる練習をしましょう。