コミナスブログ 支援者の心構え

子どもへの直観を磨くことが育児には必要です

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


乳幼児の発達に課題があると気がつくきっかけは、

乳幼児健診の機会だったり、保育園の先生といった、

外部から指摘される場合と、

家族、それも一番子どもの世話をしているお母さんが

多いかと思います。


多くの赤ちゃんと接している人の多くは、

その子どもの発達に何らかの課題があるのではないかという

予測は瞬時に捉えることができるようになります。


それは、定型発達・非定型発達を熟知することで、

その直感が働くのです。



保育園の先生で、子どもの発達について学んでいる人であっても、

この直観には差があります。




実は、多くの子どもに接してきたはずの、ベテラン保育士でも、

直感が鈍い人がいます。

子どもの発達に関しての知識量が不足している場合は、

直感はうまく働きません。


毎日、接していない心理士が、クラスを訪問すれば、

すぐに、何人かの課題を持った子どもに

気づくことができることからも証明できます。


直感というのは、この場合子どもと接した時の

違和感のようなものです。




たとえば、初めて赤ちゃんと接するお母さんは、

この違和感を感じにくいかもしれません。



それは、通常の発達がわからなかったり、

人が育っていく過程をイメージできないためです。



明らかに課題があるという場合でも気にしていなかったり、

逆に普通にあることでも、問題だと捉えて悩んでいたり

という状況が見受けられます。



そんな、お母さんに発達に心配な点があることをお話すると、

否定されることや、気がつかなかった人が多いのですが、

「何となく、そんな気がしていた」という人もいます。



はっきり、言葉では表現できないけれど、

ちょっと、違和感があったというのです。

『何となく、私に関心がなさそうだった。』

『〇〇がやりたい、やってほしいという意思が弱い感じがした』

『おとなしすぎる感じがした』

『動きっぱなしなのは、子どもだから仕方ないのかと思っていた』



なんか、違うなと気づきながらも、

まだ、小さいから、そのうち治るだろう、できるようになるだろうと

自分の気のせいだろう、そんなはずはないと都合の良い方に解釈して

様子を見てしまい、数年間過ごしてしまったという感じです。




この期間は、とてももったいないと感じています。



例えば、子どもに発達の課題がある場合、

子どもを近くで世話をする人が早く気がつくことができれば、

子どもの特性にあったサポートを早く始められます。



それは、子どものストレスを緩和することになって、

過ごしやすい日常を作ってあげられるということです。

乳幼児期は、のびのびと活動できる事が認められて、

日常に安心・安楽を充分に感じられることが重要です。



いつも、叱られる。やりたいことができない。

人から指示されたとおりに動かないといけない。

こんな状況は、子どもの心をくじきます。



あなたも、頑張っているのに、上手くいかないという

気持ちになるのを減らすことができます。



あなたは、早く子どもの違和感に気がつけるように

直感を磨きましょう。

そのためには、経験や知識が必要です。



毎日、子どもを理解しようという気持ちで関わる時間を

とるようにしましょう。

ポイントは、

子どもの姿をそのまま受け入れようという気持ちで観る事です。



子どもの、発想や、変化が見えたり、

ある行動が、何かの前兆だったということにも

気づけるようになります。

余裕があれば、人間の発達過程や発達障害について学んだり、

アレルギーについて学んだり、

気になるテーマの勉強をしてもいいと思います。

(赤ちゃんを授かる前に、みんなが知っておくのが理想ですね)



もしも、発達状況で違和感に気がついたら、

すぐ行動しましょう。



やはり専門家に相談した方がいいと思います。



もしも、保育園に通っているのであれば、

保育園での様子もきいてみてください。


実は、すでに同じような違和感に気づいていて、

あなたへ伝えるタイミングを考えていたという場合もあります。

(保育士は発達の専門家ではありませんから、対応はしながらも、

お母さんへ伝えるタイミングには慎重になっている点があります。)



結果、思い過ごしであってもいいと思うのです。

(あなたの不安な気持ちなどの余計な感情は捨てましょう。

  目的はシンプルに、子どもの現状を知るのみです。)



もうすぐ、1歳半健診だからその時に相談しよう、と

数か月先延ばしするのは、おすすめしません。



万一、健診で療育機関の受診をすすめられたとして、

予約をとるにも、そこから数か月先というような現状です。



地域にもよるでしょうが、

とにかく、今は、専門家に診てもらうにも、

予約がとりにくい状況です。


乳幼児期の成長・発達は大人のスピードとは

全く違う速さで進んでいます。

たった1ヶ月でも、大事な時間です。早いに越したことはありません。





子どもの状況を正しく理解することで、

物事の伝え方も変わり、子どもに余計なストレスを

与えなくてすむように配慮できます。

それは、積極的に子どもの心を守ること、

自尊心を傷つけないことに繋がる行動
です。


あなたが、違和感を感じられる直観力とすぐ行動を起こすことは

育児の大切な力になります。

今から、意識してみてくださいね。

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