石鍋てるみです。
育児と仕事で毎日時間がなくて
忙しい。
自分の時間が全く取れなくなって
いつも時間が足りないと感じている方が
多いかもしれません。
私も、独身の時は
自分の時間のほとんどを
自分がコントロールできる毎日でした。
それが、結婚しさらに育児が始まると
予想以上にやらなくてはいけないことが増え
しかも、自分だけでは
コントロールが難しい時間の
連続になりました。
今日は疲れたから
夕食はお茶漬けでいいかとか
お風呂もシャワーだけでいいかとか
もう寝たいから寝ようということが
できなくなります。
というよりも
そう思い込んでいました。
今思うと、そう言って相談すれば
無理に頑張らずに済んだかもしれません。
疲れたから、今日はやりたくないという気持ちは
いけないこと、弱音を見せることになる
自分に甘い、ダメな親だという思い込みがあって
言えませんでした。
だから、忙しくて時間がないのも
自分が悪いと思って
なんとか、効率化を図るように
考えたりしてこなそうとしていました。
でも、効率的にやったり
サービスを使ったりして
楽になってることもあるはずなのに
ちっとも、現状が変わった実感が持てないし
次々新しいタスクが増えているようにも思え
ゆとりが持てずにいました。
なんで、こんなに自分ばかり
時間がないんだろう。
自分のやりたいことを
やってはいけないんだろうって
感じながらイライラしていました。
でも、ある時そう決めつけて
感じているのは
自分なんだって気がつきました。
職場で家庭と仕事を両立して
輝いている女性を見て
なりたいと思っていた独身時代。
結婚して、家庭を持ち
家族のために働きたいということも
子どもが欲しいし、
育児も経験したいと望んだのは
自分だったことを
この時には忘れていました。
かつての自分の願いが叶えられて
手に入れられたはずなのに
そこには目が向けられず
足りないことばかりに愚痴を言っていたのです。
実は、今の忙しい時間は
本当は自分が願っていた
やりたかったことばかりの時間だって
気がついたのです。
子どもと過ごす時間も
家族のために料理をする時間も
結局は自分が求めていた時間です。
そう思い直してみると
現状は変わっていないのに
いつも足りないという自分の時間が
時間は自分がやりたかったための時間が
いっぱいあると思えるようになりました。
そうしたら、
本当に自分がやりたくないことも見えてきて、
”やらない”と断る勇気も
持つことができました。
妻だから、母嫌だからと
線引きして、実はやれることまで
自分に許可をあげていなかったことも
行動することができるようになりました。
全ては、自分の思い込み次第で
苦しくもなるし
楽になることもできると
実感した時でした。
どうやら全ては
自分が思い描いていることに向かって
現実はデザインされていくようです。
今あるもの、手に入れられているものを
味わうことから始めてみませんか。
