石鍋てるみです。
今年度、最終週ですね。
高校生の娘のところに
新しい教科書が届きました。
新しい気持ちで新年度を
迎えてくれることを期待して
一緒に机周りを大掃除しました。
片付けをしながら
これっているのかいらないのか
自分自身でも判断がつかないものが多くて
結局なかなか作業が進まないことに・・・。
どこに、ジャッジの基準を設けるのかで
残すものが決まりますから
そこがブレると本当に始末できなくなります。
私から見れば、もう要らないと思うものでも
じっとみて、これってまだ要るのかな？って
悩んでいます。
それは要らないでしょって
言いたくなるのを堪えて
自分で判断してもらいます。
とりあえず、今使っているものから
選んでもらいました。
そして、すぐ使う予定があるもの。
ここに、新しい教科書が含まれます。
そして、絶対に手放したくないもの。
これが結構難しい。
これは、友達からもらったからな〜とか
高かったからな〜とか
迷いが出てきます。
そう迷い始めたものは
一回箱にしまい込んでもらいました。
ダンボール１つにそれらをまとめ、
45ℓのゴミ袋１つ。
古紙としてまとめられた山３つ。
これらを一気に減らすことに成功しました。
そしたら、だいぶスッキリ。
今まで、足元に散らばっていたものがなくなって
「動きやす〜い」って喜んでました。
「そうなんだよ〜。
気持ち悪いって思ってたところがなくなると
気持ちがいいでしょ？」
当たり前のことを語って聞かせます。
私も、毎日片付けるのは苦手なので
つい、物を溜め込んでしまうのは
親譲りでしょうから仕方がないと思うのですが
こうやって、気持ちよさを経験させていくことは
繰り返し機会を作るようにしています。
新学期を迎える前は
長期休みの時など、
少し前から声をかけて
子どもに日程を決めてもらって
予定を立ててから行うことにしています。
これが、子どもが自分から
行動してくれるようになると
嬉しいなと願っています。
片付けには、自分軸がとても大事になります。
今の自分に必要なものは何か。
大切なものは何かを決めることです。
子どもが小さいうちから
何度も自分で選択する機会を
作って欲しいと思います。
この練習ができてくると、
物事が溜まりにくくなって
いつもスッキリした空間として
見えてくると思います。
自分の心身の様子と
家の空間はリンクしているという話があるますが
確かにそうだと思います。
心にわだかまりや、疲れがあるときは
部屋は散らかり始めますし
その散らかり具合に気づけない時もあります。
ふっと、心が楽になった時に
そのありさまに気づけるきっかけが
やってくる間は、その時に綺麗にしようって
思えるからいいのですが
そのまま、やってこない人もいます。
気付いた時には、
もはや自分ではどうしたらいいのか
わからないくらい、
手をつけられない状態になっていて
また、先延ばしさせてしまう人もいます。
私が訪問看護をしている時には
そんなご家庭もよく見ることがありました。
もう、家全体が重く、
空気が澱んでいるような感じで
そこに住んでいる人も
押し潰されているように見えました。
健康を維持するには
住環境ってとても大事で、
基本になります。
綺麗な空気の中に住むことは
最低条件かもしれません。
まず、親である自分から
ちょっと、違和感を感じる
気持ち悪い箇所から
綺麗にしてみましょう。
引き出し一つでもいいと思います。
あなたの気持ちが喜んで、
何かスイッチが入るはずです。
この、年度末思い切って取り組んでみてください。
おすすめです。
