シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもが小さい時
毎日毎日、家事や育児を繰り返していると
自分って何やってるんだろうって
ふと思ってしまう瞬間がありました。
人の世話ばかりして1日が終わってしまう。
自分はゆっくり座って食事もできない。
行きたいところにも行けない。
いくら家事をこなしても
食器や洗濯物は溜まっていくし、
生産性のない毎日が繰り返されて
自分が都合よく使われているだけに
感じたものです。
同僚は、昇格試験に合格したと聞くと
育児休暇さえもありがたく思えない
自分がいました。
嫉妬心、自己嫌悪、自信喪失
自分の心のダークサイドが
湧いて出てきて
とても辛かった時期を思い出します。
子どもに囲まれて、
幸せなはずなのに、
そう思えなくなっている自分にも
母親としての自信もなくしていました。
社会人としても、母親としても
失格な、中途半端な自分を
ずっと、攻め続けていたと思います。
なんで、自分はできないんだろう。
どうして、幸せだと思えないんだろう。
この時は、とても深刻な
悩みのように感じたけれど
今となっては、結構なんでもないことだったって
思えます。
このときの自分に教えてあげたい。
全部自分がそれを選んでいるんだよって。
やらなくちゃいけない。
できなきゃいけない。
わかってくれない。
そんなふうに、自分が決めつけているだけ。
そして、自分を誤魔化しているから辛いだけ。
とにかく、自分はどうしたいのかが
決められていないから、
宙ぶらりんになっているということ。
でも、日常に忙しく振り回されていると
そうなっちゃう。
特に、子どもができると途端に
気を使わなくちゃいけない事が増えすぎて、
目の前のことに追われてしまいがちになります。
だから意識して、自分を見つめる時間をとる事が
とても大事になります。
考え方が被害妄想的になってしまっている時は
身体が疲れている証拠です。
そんな自分に気がついてあげてください。
認めてあげてください。
その日のだけでも、
何にもしなーいって決めちゃって
シンクに食器が目に入っても
洗濯物がたたんでなくても
大丈夫です。
子どもと早くお風呂に入って
とにかくゆっくり寝てしまってください。
まだ眠くなくても、布団に入って
ゆっくりと深呼吸を繰り返し、
リラックスします。
明日はこれしなくっちゃ、
あれどうなったかな？って
どんどん、考えが出てくるかもしれませんが
深呼吸に意識を向け直す。
そう、瞑想の練習です。
そして、一番元気な自分を想像しながら、
たっぷり寝てください。
夜は、子どもが夜泣きで起きるから
まだゆっくりなんて寝る時間がないって
いう人もいるでしょう。
それも自分で決めていること。
そしたら、昼間保育園に行っている間だったり
一時的に誰かに子どもを預かってもらう
ご主人に、休日見ていてもらうなど
なんらかの方法があるはず。
真面目な人ほど、今度は罪悪感を感じて
これができない。
怠けていると感じたり、
どう思われるだろうって
人の目を気にしちゃうんです。
でも、そんな人は、
それが何が悪い、私が休むことが
子どものためなのよって
言い聞かせて、自分を励ましてあげてください。
自分のリフレッシュのために、
ショッピングや映画を一人で行くのもいいですが、
エネルギーを放出して気分を変えるのは
気持ちが満たされているときには有効ですが、
毎日育児を頑張っているお母さんには
不向きな方法です。
それよりも、エネルギーを充電させることが
先決です。
とにかく身体をゆっくり休ませること、
自分の気持ちを整える時間をもつことが
一番のリフレッシュになります。
エネルギーがチャージできると
考え方が変わります。
育児も仕事も楽しく感じられるように
なってきます。
試してみてくださいね。
