石鍋てるみです。
あなたは、子どもに1日何回くらい
『危ない!』『ダメよ』って
言っているでしょうか?
子どもが何かやろうとするたび
『そっち行ったらダメよ』
勝手に歩き出すと
『危ないから、こっちに来て』
こんなふうに、声かけをしているママを見かけます。
そして、言葉をかけても
子どもは結局いうことを聞かないので
同じことをまた繰り返して
何度も同じ『ダメよ』『危ない』を
言い続けてしまっています。
特に、自分の身体を思うままに
移動させることができるようになった
はいはいの時期から
この言葉はよく使われてしまいます。
でも、この言葉。
育児には、必要ない、
もっと言えば、
禁句にしてもいい言葉です。
本当に危険な時ならば
もちろん、声に出さなくてはいけない言葉ですが
そういう時以外は
意識して使わないと決めましょう。
結構、意識すると
自分がこの言葉を思ったより
連発していることに気がつく人もいるかもしれません。
この言葉。
連発して子どもに聞かせることによって
子どもの行動に制限をかけてしまう
暗示になってしまいます。
何か行動を起こそうとした時に
危ないからやめとこう、
失敗するからやめとこうという
無意識レベルで、自分に制限を
かけてしまう恐れがあります。
自分はできる
自分は大丈夫という自分の行動に
自信を育むには、
自分で行動を起こし、
その結果を自分で体感することも必要です。
この言葉を使いがちな方は
未来に対しての恐れを感じているという
共通点があります。
痛い思いをするのではないか、
事故で死んじゃうんじゃないか
人に怪我をさせてしまうんじゃないか
相手の親からクレームをつけられるのではないか
親としての責任を問われるんじゃないか
自分がダメだと思われるんじゃないか
そんなふうに、親自信の不安や恐れが
多い人ほど
子どもに、この言葉をかけてしまうのです。
実際は、それをしたからといって
大きな問題になることがないことでも
ついつい『ダメよ』って
制限してコントロールしてしまうようになります。
子どもの行動が問題ではなくて
親の方の考え方に問題があります。
この言葉で子どもの自信を奪うことは
やめましょう。
伝えるのは、『ダメよ』でなくて
見守ること。
好ましい行動を求めるなら
『こうしようね』って
その行動を教えてあげましょう。
これを意識するだけで
親のあなたの不安や恐れも減っていくはずです。