シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもの健康を考え、
身体に良いと言われる
栄養補助食品を取り入れている方が
多く見られます。
昔に比べて、野菜一つとっても
その中に含まれている栄養素が
現在は少なくなっているということも
言われていますから、
健康に注意している方ほど
不足分をそういった栄養補助食品で
補いたくなります。
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私が小さい頃
保育園で肝油ドロップが
よく配布されていました。
並んで、先生が口にポンっと
入れてくれたり、小さな袋に入れられて
配られたりしていたのを思い出します、
あれって、まさに栄養補助食だったんですよね。
甘くてゼリーみたいで、
もっと食べたいって思っていました。😁
でもこういったサプリや
栄養補助食品といわれるものには
注意が必要です。
例えばこの肝油ドロップですが
これに含まれるビタミンAとビタミンDはどちらも
「脂溶性ビタミン」です。
脂に溶ける性質を持つビタミンで、
体内で使われなかった分は身体に蓄えられます。
身体に蓄えられた量が多くなってくると
「過剰症」となって、
不眠、食欲不振、頭痛、下痢、便秘などから始まり、
もっと深刻な病気の原因になることもあります。
一日、何粒とか使用量が年齢別に決められているのは
この点を注意しないといけないからです。
身体にいいからといって、
たくさん摂ればいいということではないのですね。
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さらに、他の補助食品を併せて使っている場合のことは
考慮されていませんから、
一つ一つに用法を守っていても
もしかしたら、重複してある栄養素だけを
過剰摂取してしまっているかもしれません。
乳酸菌飲料なども、一見身体に良さそうですが
かなり糖分が含まれているので
やはり身体にとって悪影響となる面も
兼ね備えています。
個人が持っている吸収、排泄機能によっても
取り込んだ栄養の代謝の仕方は変わりますが、
子どもの場合は、まだ未熟です。
個人的には、人工的に作られた
栄養補助食品を摂ることは
身体に負担をかけるかもしれないのと
その与える量の管理も難しいので
あまりお勧めしません。
身体が良い状態であれば、
身体が必要な栄養素、不必要な栄養素を
バランスよく保とうとする機能を
発揮してくれると思っています。
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人には元々
住んでいる風土、季節などにあわせて
自分で身体を調整する力を持っていると思います。
その地域の旬に食べ物を
新鮮なうちにいただくだけで
必要な栄養素は補えると考えています。
栄養補助食品を摂ることよりも、
大事なのは、やはり身体を調子良く
整える習慣を保つことに尽きると思います。