シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
今日は、ある自主保育園に見学に行ってきました。
自主保育園は、就学前の子どもたちを
自然の中で遊ばせたい
保護者同士が集まり、
交代で見守りながら
子育てをしていく取り組みで
保育園や幼稚園とは違った形ということで、
実際の内容に興味がありました。
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保育士がいない保護者同士の
子どもの預かりあいのような
システムにも思えて、
その内容はどんなものなのか
知りたいという思いもありました。
実際一緒に見せてもらうと
当番の3人のお母さんが
とても育児への意識が高く、
子どもへの接し方一つ一つに
心配りをしていることに
驚かされました。
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子どもの行動を信じて見守る態度や
対等な察し方は、保育士より
むしろよく学んでいるのではと
思えるくらいでした。
この会の代々のお母さんから、
受け継がれてきた保育観を大切に
ブレることなく一貫して教育されている
という印象でした。
区切りのない時間の中で、
子どもたちが自由に遊びを見つけ
楽しんでいるのを見ていると
本当にこれが本来の子どもの姿だよなーって
嬉しくなりました。
ちょっと、乱暴な
喧嘩が始まっても、
よほどのことがなければ
見守り、成り行きを確認します。
お互いに、納得していれば
大人が、どちらがいいとか悪いとか
ジャッジすることもしません。
これが、保育園だったら、
喧嘩が始まりそうになった時点で
保育士が仲裁に入っていたかもしれません。
こんなことも、
ここでは、子どもの学びの場です。
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当番の保護者は、その都度判断し
子どもの自主性を尊重して
接しています。
そして、対応で悩むときは
当番同士で話し合いながら
関わり方を試行錯誤している場面も
見られました。
お迎えの時には、今日のエピソードを
共有したり、モヤモヤと悩んでいることを
相談したりする時間を設け
明日の当番へ引き継いでいるそうです。
他の子どもの成長に触れられることや
育児の楽しさを共有する仲間がいることも
会のメンバーを続けられる
モチベーションになっているそうです。
お天気が良い中で、
緑豊かな公園で、毎日が遠足気分で
楽しそうに過ごしている子どもたちは
イキイキして見えました。
こんなふうに、子どもが笑顔で
ワクワクした顔をして過ごせるような
空間を作りたいなと改めて感じました。
とても良い1日でした。