シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨夜は、11時36分ごろ、
宮城県と福島県で震度6強の地震がありました。
夕方、義母とソファーに座って
テレビを見ていたら、
地震のような揺れを感じて、
『おかあさん、地震じゃない?』って
言ったら、
『私がこうやって、運動してたから』と
足の曲げ伸ばしをしていました。
こんなことをきっかけに
何となく地震の話になって、
『いつ起こるかわからないし、大きいのがきたら、
私なんて動けないから諦めるしかないのよね』と
言っている義母の言葉に
確かに、今自分だけでは連れて逃げられないな
と考えていました。
考えてみれば、東日本大震災の日も、
動ける人ばかりではなかっただろうし、
動けて元気な人でも、
逃げることができなかったわけです。
手術中の人、出産中、寝たきりの人
人工透析中の人、新幹線に乗ってる人
いろんな人がそのときに
何をしているかは想像できません。
ある意味、運を天に任せるしかない、
神様に任せるしかないというような
身を投じるような諦める気持ちも
どこかで必要な気もします。
人の力でコントロールできる範囲なんて
実際は限られているもの。
やるべきことを、やったら
あとは悩んだり、悔やんだり、
今をどうにかしようと執着しないことが
心を安定させるには必要かと考えてました。
そのことがあっての夜中の地震です。
昨夜一度目の地震の時、
これから大きいのが来るぞってなぜか
予感がしました。
すぐ携帯を持って、
子どもが動き始めたのを確認したら、
3階から、1階に一人で寝ている義母の元へ。
2回目の大きな揺れが始まりました。
一人で身動きが不自由な義母が
この揺れの中にいるだけでも
私たちよりも何倍も不安感が強いだろうと
駆け寄ったのですが、
反応は意外にも違いました。
『夕方、地震の話してたばかりだったのに、
本当にきたね。』
『動けないし、なるようになるしかないよ』
そんなふうに落ち着いています。
落ち着きすぎも心配ですが、
どこか気持ちが落ち着くことができました。
瞬時に反応することと
ゆっくり落ち着かせることの
心のバランス、対応の仕方が
いざとなると大事だと思います。
東日本大震災を経験していながらも、
原発、通信、交通、インフラへの
対策には今回もトラブルがあって
不安がつきません。
死亡、怪我をした方もいたようです。
心からお見舞い申し上げます。
人がコントロールできる部分は
もっと前向きに対策していく
必要性を感じます。
明日は、中学校の卒業式です。
この地震で福島・宮城では
学校の休業も相次いで、
卒業式を延期するところも
あるようです。
本当に、予定通りに物事が進んでいくことは
当たり前ではないと実感します。
今朝、朝食を食べる子どもとの時間が
とても大事に感じました。
今朝も家族で元気に迎えられたことを
感謝したいと思います。