シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
健康が大事と言いながら、
あなたは健康な状態を
どんな状態だと意識していますか？
健康に対するイメージは
人によって、とても差があることを
実感しています。
アレルギー疾患や、感染症などで
実際に症状があって
困っている状態がないことを
健康な状態とイメージしている人もいれば
検査の数値に異常がなければ
健康な状態だとイメージしている人もいます。
いつも活力に満ちていて、
やる気満々、精神的にも満たされている状態でなければ
健康とはいえないとイメージしている人もいます。
この各自が持っているイメージ、
健康な状態のイメージ通りに
脳は体をコントロールしていることが
研究で立証されています。
意識下では痩せたいと思って努力しても、
やはりいつもの自分の体重にいつの間にか
戻っていると言うようなもので、
心の奥にやや太めの自分が本来の自分の姿だと
刷り込まれているうちは
脳がその状態に戻ろうとして
身体の器官の働きを調整してしまうのです。
自分は感染症に罹りにくい
丈夫な身体をもっていると
潜在意識に刷り込まれていると
まれに感染症にかかることはあっても
それに打ち勝つ自分の身体をイメージできるので
薬なんかに頼らなくても
治してしまいます。
この経験がまた、自分の身体の力に
自信を持つことになって、
健康へのイメージが向上して、
さらに上の精神的、社会的な健康へと
考えがシフトしていって
ますます、健康な状態へと
意識が変化していくのです。
健康な状態は、ホメオスターシスが
健全に働いているかが
重要だと考えています。
個人の健康のイメージのゾーンを健全に設定できれば
そこに合わせようと脳の視床下部が働いてくれます。
あなたが、居心地の良い身体の状態
それは、からだに異常があっても、
それがあなたにとって、都合が良い状態であれば
その状態を保とうとしてくれます。
このことはよく、糖尿病や腎臓病の人の
看護をしていて感じました。
どんなに、食事指導や生活指導をしても、
その人にとって、病気があることが
都合の良い状態であれば、
治ることはないし、むしろ悪化することもあります。
その病気を持っているのが自分というイメージ、
その病気によって何か居心地の良さを感じていて
その信念が変わらないからです。
本人は、そのことを
全く意識していないこともあります。
意識では、早く治したいし
治療を続けたくないと思っている人もいます。
でも、信念を変えることができなければ、
例え不健康な状態にでも戻ってしまいます。
子どもの喘息発作、腹痛、
問題行動にも同様なことがいえます。
ですから、一番大事なのは、
本当に健康な状態はどんな状態なのかの
イメージを高く持てるようにすることです。
親は、子どもに
健康レベルを高く持てるように
関わることが大事です。
小さい頃から、あなたの身体は丈夫に作られている。
少しの問題が起こっても解決できる力を持っている。
あなたは、優しく、思いやりのある人間だ。
こんなふうに、自分自身へのイメージを
心身ともに高めていけるような教育が
必要だと思います。
どんな生活習慣をすれば健康になれるのかは
家族みんなで研究したり実践したりすることで
子どもが自然と健康への意識が向上していけます。
たくさん、勉強して健康イメージを
高めていってくださいね。
