シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
小学生も冬休みに入って、
朝寝坊している子もいるのではないでしょうか?
年末年始はイベントもあったりして
気持ちがワクワクする一方で
ゆるんでしまいがちです。
今朝のように寒いと
大人でも布団から出るのが辛くて
つい、いつまでもぬくぬくしていたくなりますよね。
それでも、学校がある日のように
休日でも頑張って起きるには、
子ども自身が習慣化できて、
自然とその時間に目覚める身体になることが
無理のない状態です。
これまで、習慣化に取り組んだ場合は、
ここまではできている子が多いと思います。
子どもは、結構この一度目覚めるという
リズムを身につけていても、
学校がや用事がないと、
再び寝てしまうのです。
いわゆる、二度寝の状態です。
あなたも体感しているでしょうが、
『あ、今日は休みだ。ちょっとのんびりできるな』と
再びだらだら過ごす布団の中は本当に幸せ気分になります。
5分間くらいの二度寝は
コルチゾールやエンドルフィンの分泌を促し
ストレス耐性を高めたり、
リラックス効果も得らえれるので
健康に有効らしいです。
でも、それ以上眠ってしまうと
せっかく習慣化できた早寝早起きの
睡眠リズムは狂い始めます。
早朝に太陽を見なくなると
概日リズムが狂い、ホルモン分泌も
低下しますから、夜に眠気が起きません。
次第に就寝時間が遅くなってきて、
朝起きられないという悪循環が始まります。
特に、大事な用事もなく
一日をどう過ごそうが構わないとなれば
そもそも、早起きする気持ちにはなれません。
子どもの習慣もこうやって
崩れていってしまうのです。
早寝早起きを習慣化して、
自然の目覚めが体験できても、
再び深い眠りになるような
二度寝をやめることが、
習慣の崩れの予防には大切です。
そのためには、子ども自身が
同じ時間に起きる必要性を理解し
『起きよう』と決める力を持つしかないと思います。
でも、これって難しいですよね。
子どもの行動を変えるのは親でも難しい。
いいや、親だから難しい。
そもそも、他人ですから
あなたの思うように変えることはできません。
あなたも経験があるかもしれませんが
親に注意されることほど
従いたくないことってありませんでしたか?
だから、『早く起きなさい』とか
『いつまで寝てるの!』なんて
言えば言うほど起きてこない。
そんな子どもにイライラして
朝から気分が悪くなります。
どうすればいいのって感じです。
そこで親ができるのは、
親がいつも通りに早起きして、
同じように過ごすことです。
掃除や洗濯などの物音も
寝ている子どものことは気にせず
朝ごはんも同じ時間に食べに来なければ
しまっちゃいましょう。
そして、仕掛けをつくるとしたら、
いつも通りに起きることができたら
何か、子どもがメリットを感じることを
用意しておくのもいいかもしれません。
早起きが得だと感じられると
早起きすることが楽しく感じるように
なります。
大好きな食べ物が食べられる、
ゲームの時間を寝坊しなかった分延長できる
ご褒美シールが溜まったら、
おこづかいがもらえるなど、
子どもによって、内容は違うでしょうが
モチベーションが上がる物を用意すると、
習慣を維持する効果があります。
そんなしくみを取り入れつつ、
早寝早起きが身体の健康にとって
大事な意味などを折に触れて話してあげると
何となく意識できるようになってくると思います。
それでも残念なことに、
それが伝わらない子どももいます。
だからといって育児の失敗ではありません。
うちの子どもが悪い見本ですが
実際朝寝坊全開の子がいます。
小さい頃はちゃんと早寝早起きできていたのに
とにかく、昼夜逆転。
どうして、できないのか、やらないのかと
内心イライラ、気になったときもありました。
でも、この子も、本当は早寝早起きが
大事だということはわかっているようで、
自分の体調をみながら、
睡眠を見直しているような行動が見られます。
頭では、わかっているのです。
子どもの習慣が崩れてしまったことに、
私がイライラしたり、心配したりしたものですが、
その気持ちを手放しました。
そこから先は、子どもが考えることです。
同じ兄弟でも、早寝早起きが
習慣になっている子もいます。
どちらを選ぶかは子ども次第です。
自分の健康管理は、自分でするしかないですから
親は大切な知識や環境を整えるしかできません。
でも、それを子どもが小さい時に伝えてあれば
子どもはそれを土台に学んでいきます。
親ができるのは、目の前の出来事に一喜一憂せずに、
大事だと思うことを淡々と行動するのみです。