シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたには苦手な事、嫌いな事はありますか?
主婦であれば、掃除、洗濯、料理といった
毎日の生活で必要となることや、
家庭によっては、家計管理や、将来設計など
任されることも多いと思います。
何故か、できて当然というような空気に
満ちていると思いませんか?
私は、結婚したら、これらはすべて
自分の仕事だと、勝手に解釈していました。
得意かどうかなんて、考えもせずに
とにかく、やらないといけないという思いで
やっていました。
その中には私が苦手というか、
好きじゃない家事があって、
毎日繰り返すことが苦痛で
すごいストレスになっていました。
その事が原因で、好きだった事も
好きだと感じられなくなって
しまっていました。
私はどうにか、これらを頑張り続けることで
それなりにできるようになって、
たまたまラッキーでしたが、
世の中には絶対に、克服できずに
苦しんでいる人がいるはずだと思うのです。
時々、片づけられない主婦、
料理ができない主婦と紹介され、
それをアドバイスするような番組など
見ることがあります。
以前見た番組では、夫と子どもが、
『ママ頑張って!』なんて応援までしていました。
なんか、おかしいと思いませんか?
お母さんになったからといって、
全ての家事が完璧にできたり、
子育てのベテランになれるわけではないですよね。
お母さんだって、苦手な事はあって当たり前です。
それが、部屋を片付けることだったり、
料理だったり、育児かもしれません。
それが、苦手だから、嫌いだからって、
自己嫌悪に陥ることはありません。
なにも、悪いことなんてないんです。
まして、お母さんだけが、
頑張らなくてはいけないような物ではないはずです。
苦手な事を、克服することは
大事だと思うのですが、
苦手な部分を手伝ってもらう方法を見つけて、
本来の好きな事に時間をかけた方が
いいのではないかと思うのです。
苦手な事をすることが辛いのであれば、
それが、自分の特徴だと知って、
『だれか助けて』と言えることが重要だと思います。
育児も大変なら、
子どもと上手く関わってくれるご近所さんに
交代してもらう時間を持つとか、
料理が苦手なら、得意な人に頼んだり
簡単メニューを日替わりにするなど、
できる範囲で自分に優しい方法を
探してもいいと思います。
そして、ゆとりの時間を、
あなたの好きな事に当てていいのです。
その好きなことが、誰かの苦手な事だったら、
代わりにやってあげればいいと思います。
社会の空気や、自分の思い込みで
完璧な自分を目指さなくても
何か、方法が見つかるはずです。
苦手な事や、嫌いな事を
強制されるのは、とても辛いと思います。
育児も同じです。
子どもが苦手な事、嫌いな事を強制しても、
本人にとっていいことはないと思います。
好きな事ができるから、嫌いなことにも
チャレンジする気持ちが出てくると
思います。
もっと、楽に考えてもいいと思います。
嫌いだけど、無理してやっていることがあるなら、
見直してみてください。
もう時代は変わりました。
その負担を軽くできる方法をさがせば、
意外と見つけやすいはずです。
そして、あなたも誰かの役に立てるかもしれません。
自分の常識を外して、探してみてください。
自分の時間を辛い時間に使うことは
減らしていきましょう。
子どもに対しても全く同じです。
与えられた命は、時間です。
大事に使いませんか?