シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
今日は9月11日。
旅客機がニューヨークの世界貿易センタービルに
突入した映像を見た時は、
現実のニュースとは思えなかったくらい
想像できないことでした。
20年前の出来事ですが、ショッキングな記憶として、
私の心にも強く印象に残っています。
今でも苦しんでいる方も多いでしょう。
多くの犠牲者の方々にご冥福をお祈りするとともに、
平和の世界の実現を改めて願いたいと思います。
思いもよらない事態で、
命を奪われてしまった方の気持ちを想うと
生きている時間の大切さを本当に実感します。
毎日、朝目覚める事も、
一日無事過ごせた家族と夜過ごせることも、
当たり前ではない、奇跡の連続だと思います。
命を与えられていることに、感謝して、
大事に使っていかなくちゃと思います。
そしてまた、
新しい命を生み出して、育んでいるあなたは
人類の宝物を生み出したという、
それだけで、充分価値のあることを
やってのけていると思います。
生物が子孫を残していくということは、
当たり前のようですが、
この役割ができるのは、限られた人間だけです。
あなたは、選ばれた人なんですよね。
人を生みだしたというだけで、
人類から感謝されるべきです。
大げさな話になっちゃいますが、
本当に、ものすごい貢献だと思います。
（私も、5人を授かって産むことができた
選ばれた人間なんだと、
自分をほめてあげることにしています。(^▽^)/ ）
子どもは産まれただけで人類の宝物としての価値がある。
あとは、社会のみんなと、この宝物を
大切に育てていけばいいと思います。
あなたは、たくさん周りの人と一緒に
この宝を育てればいいんです。
子どもは、たくさんの人の手で育てられることで
成熟していきます。
私は、自分の記憶の中で、
商店街のお肉屋さんのおじさんが、
いつも、頭をなでてくれたことや、
近所のお友だちのお母さんが、
夕食を食べさせてくれたこと、
親戚のおじさんが、
レコードをたくさん聞かせてくれたことなど、
少しの時間でも、自分を大事に扱ってくれたことを
思い出したりします。
こんな記憶がたくさんあるから、
どこかで人とのつながりを感じて
安心できる自分がいるんだと思うのです。
あなたにも、あるのではないでしょうか？
あなた一人が責任を感じて育児を抱え込むことが、
子どもの世界を狭くしてしまいます。
思い切って、育児に周囲の他人を
巻き込んでしまいましょう。
人類の宝物を産んでくれたあなたを
助けたいと思う人は、たくさんいます。
あなたが、心をオープンにして
子どもと一緒にいろんな人に関われば、
たくさん、力を貸してくれます。
あなたが、遠慮して自分の殻に
ふさぎ込んでいるうちは、
他人は入れませんし、遠慮させてしまいます。
子どもとの時間を独り占めしないで、
みんなに分けてみませんか？
若者が、赤ちゃんを抱っこしたり、
遊ぶ機会が少ない世の中になってしまったのは、
お母さんが周囲へ迷惑かけてしまうとか、
子どもを持つことに引け目を感じていたり、
逆に、他人への不信感が根底にあって、
子どもを自分だけに
抱え込みすぎているからだと思います。
それが、若者が自分の子どもを授かるまで
赤ちゃんに関わったことがないというような
現実を起こし、育児に自信が持てなくなったりします。
以前、中学生に【赤ちゃんの抱っこ教室】の
お手伝いに行ったとき
あまりの、ぎこちなさと、会話のちぐはぐさに
笑ってしまいました。
つい最近まで、子どもだったのに、
子どもだった頃のことを
忘れてしまっているようでした。
それでも、時間の終わりには、
思春期で難しそうな顔をしていた子どもが、
赤ちゃんと笑いあったり、
抱っこも自然にできるように変わっていきました。
その姿をみると、
赤ちゃんは、人を癒す力もあるし、
赤ちゃんも、母親と違う世代の人と関わることで
違う回路ができあがっていると感じました。
そして、少し関わるだけで、
育児を分かり合うことができるのです。
少子化で、赤ちゃんと関わる経験自体、
今は希少価値になっています。
どんどん、抱っこしてもらったり、
遊んでもらうことが、社会貢献なんです。
遠慮することはありません。
そして、任せる気持ちを持ってください。
お母さんが他人と信頼しあえていることは
それをそばで見ている子どもの心の財産になります。
子どもも、他人を信頼できるようになります。
自分のことを、たくさんの他人が
関心を持ってくれていると感じられると、
自己肯定感も上がります。
あなたから遠慮せず、他人を信じて、
オープンマインドで
まずは近所の人から関わってみてください。
始めは、きっと葛藤がある人もいるでしょう。
でも、形から始めてみる価値はあります。
そうすることで、あなたの育児はグッと楽になって、
楽しく感じられると思います。
大変なことも、オープンに共有することで、
仲間が支えてくれるようになります。
同じ時間なら、楽しく使った方が、
悔いが残らないと思いませんか？
あなたの時間をどう使うかは、
あなたの心がけ次第です。
