シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、自分の子どもへの関わり方を
意識してみたことはありますか?
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子どもが小さいうちは、
親が子どもに教える場面が多いことと、
子どもが親の言うことに疑問なく従ってくれるので
子どもを自分の家来のように扱ってしまう親がいます。
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逆に親によっては、子どもがまだ小さくて、
何もわからないし、かわいいし、
わがままでもしかたないでしょといって、
何でも言うことをきいてあげちゃう親もいます。
自分の子どもへの関わる態度、
つまり養育態度をみるときに
2つのバランスを意識するといいと思います。
1つは応対力です。
子どもが、困っている様子や、
手助けしてほしいと感じていることに、
察することができて、子どもに応じようとする力。
もう一つは管理・統制力です。
公共施設で、走り回ったり、大声で話したりしてしまう子どもを
静かにさせるといった、好ましい行動へと導く力です。
親の養育態度の理想は、この両方がバランスよく
高い状態であることです。
応対力が高くて、もう一方が低い場合は、
子どもの要求を何でも受け入れてしまい、
甘やかしや、言うことに振り回されてしまい、
大事な規律などを教えることができない状況になります。
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逆に応対性低くて、もう一方が高い場合は、
子どもの要求に充分応えないことが多く、
放任、指示や命令口調が増えたり、
時に力や暴力で支配しようとしてしまいます。
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あなたの養育態度は大丈夫でしょうか?
日頃の子どもに対する言葉かけや、
何かアクシデントがあったときの対応を
意識してみると、気づけるかもしれません。
養育態度は、あなたの状態や、
相手との関係によっても影響を受けます。
いつも同じではないので、
こまめに確認することを意識しておくといいと思います。
あと、自分の養育態度を知るときに参考になるのが
自分の母親がどのタイプだったかです。
時々、自分の母親と似たような口癖や態度を
子どもにしてしまってびっくりすることはありませんか?
女性の場合は特に、自分な母親の養育態度が
継承すると言われています。
自分が育てられたように、
子どもを育ててしまうということです。
これは、意識しないと代々伝わっていくそうです。
例としては、あまりよくないかもしれませんが、
母親に虐待を受けて育った母親は、
子どもを虐待してしまうというケースは
めずらしくありません。
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ですから、ふさわしくない養育態度が
代々続くことをやめるには、
それを継承しないということを
だれかの代で意識して取り組む必要が
あるということです。
これを、始めから意識すると、
自分がやられて辛かった経験や傷ついた経験を、
絶対に子どもにはやらない!と決めることで、
今の自分と同じ苦しみを与えなくなるという点では
自分の子育てに活かせると思います。
でも、これって簡単にはできないんですよね。
何かの時に、ふっと出てしまう。
そして、自己嫌悪に陥るんです。
『あ~、同じこと言っちゃってる。
何で、母親に似ちゃってるのか』って。
勿論、良いところもあるんですけど、
イヤなところが出てしまったときほど、
感情を強く感じるので、ショックを受けます。
本当に子どもは、親の心の中の毒を出させるので
それが表面に出てしまった時、
辛く感じることも多いです。
その気持ちをどう扱うのかが試されますよね。
親の心の毒を癒していく作業をしていくことも
育児には必要なんですね。
だから、育児は育自とも言われるのでしょう。
今より少しでも自分が成長していく機会を
子どもがくれたと思って、
改善しながら乗り越えるのみです。