コミナスブログ 支援者の心構え

子どもへの伝え方を工夫しよう

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


子どもに、何かを伝えても、

なかなか、思ったように反応してくれないことがあります。



そんな時は、『まだ、小さくてわからないから』

『理解力がまだないんだろう』『発達に問題がある子だから』

などと、子どものせいにしてしまっていませんか?


『ちゃんと座ってね』と言っても、すぐに、立ち歩いてしまって困る。

『早くやりましょう』と言ってるのに、

いつまでも始めないでのんびりしている。


こんな時は、大人の方に原因があるかもしれません。

『ちゃんと』『早く』という言葉。

子どもには曖昧で分かりにくい言葉の代表です。

こんな曖昧な言葉を使っていませんか?

どういうことが、ちゃんとということなのか、

どうすることが、早くすることなのかが

わかりにくいのです。



子どもに伝える際には、曖昧な表現ではなく具体的に、

分かりやすく、何をして欲しいのかを伝える必要があります。

今日のアドバイス。

子どもに伝えたいことは、具体的につたえる。



ちゃんと座ろうねの場合は、

「手は膝の上に置いて背中をピンと伸ばして座ろうね。」など

具体的にどういうことをしてほしいのか伝えます。

早く教室にあつまってほしい時。

「早く来てください」では曖昧。

「5つ数えるまでに集合します!」など

子どもの理解に合わせた具体的なことで伝えると分かりやすくなります。



保育園などでは、一日の流れが習慣化しているので、

実は指示が聞けていなくても、何となくいつもの流れでできていたり

お友だちのまねをすることで、さも、理解してできているように

見えている場合があります。


そんな子どもの場合は、時々、一人だけに違う指示を出してみると

どの程度その子が聞き取れて、理解して動いているのか判断できます。


小さいうちから、

自分の頭で考えて、納得して行動ができているか

注意してみていくことが必要です。



日本語は一般的には、最後の方に決断が来る言語です。

長々と前振りが長いと、それだけで情報がいっぱいになって

肝心の最後のところが抜けてしまうことが起きます。



会話の大事な部分を聞き分けていくことも

難しいので、私が日ごろ工夫していることをいくつかお伝えします。



どんな子どもにも、有効なので、やってみてください。



1 最初に結論を短く話す。

 最初に結論を話すことで、何を聞けばいいのかの

ポイントを意識しやすくなるので、理解度が変わってきます。

伝えておくと集中して聞くようになります。

  例  今から○○のお話をします。



2 わかりやすくイメージしやすいように伝える。

 例 速く走るよ。→ 新幹線みたいにピューンと速く走るよ。

 こんな風に、子どもが知っていることと合わせると、

 イメージできて分かりやすいようです。



3 重要なことだけを、短いことばで伝える。

 何となく、詳細に説明を加えたくなるのですが、

 可能な限り重要な事だけに絞って伝えます。




『いうことを聞いてくれない』という前に、

子どもにわかりやすく伝えられているか、

日常の言葉を振り返ってみましょう。





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