シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨夜は東京パラリンピックの閉会式が
国立競技場で行われましたね。
新型コロナウイルスの感染症の流行の中、
障害や基礎疾患のため感染すると
重症化のリスクがある選手も参加したので、
心配されていました。
選手の一人が入院してしまったそうですが、
やっと閉会式を無事に終えることができて
よかったと思います。
スポーツを楽しむ姿をたくさん見ることができたこの夏。
あなたは、何かスポーツをしていますか?
もしかしたら、子どもにスポーツを始めさせようと
考えたり、すでに、始めている人もいるでしょうね。
乳幼児でも、水泳や空手、柔道、サッカー、野球など
習い事をしている子は多いです。
自分が好きなスポーツを楽しむことは、
健康な身体つくりにも大事ですから、
自分らしいスポーツを一つでも見つけておくといいですね。
私は、身体を動かすことは嫌いではないのですが、
球技はあまり得意ではありません。
団体スポーツに参加するのも苦手。
以前、子どものPTAのバレーボールに
参加させられてしまって、楽しかったんですけど、
やはり、ボールを触るとき苦手感が出てきて、
ドキドキでした。
もし、自分がミスをしたことで、
勝負に負けてしまったらと思うだけで
気持ちが縮んでしまうのです。
昔は、器械体操をしていたので、
自分の身体を使った個人種目の方が
性に合ってるみたいです。
また、外をランニングするとか、
いかにも、ウォーキングしてますって感じにやるのは、
苦手で、人に見られていると思うとできないんです。
ウォーキングするにしても、用事があって歩いてます、
軽い散歩中ですくらいに、何気にやりたいほうなんです。
変なところで、自意識過剰なところがあって、
引きこもり体質なんですよね。
誰も、見ていないと頭では分かっているのに、
どうも、できないんです。
こういうところを捨てることができれば、
もっと楽しめることも増えるのに・・・。
こんな感じなので、外で、はつらつと
スポーツできる人を羨ましいと思いながらも、
自宅で、ヨガをやったり、筋トレしたり
地味に運動しています。
子どもだっていろんなタイプがいますから、
その子なりにスポーツを楽しんでほしいものです。
以前、
『うちの子変なんです。』
『普通は、外で遊びたいっていうと思うんですけど、
全然出たがらないんです、どこか変なんでしょうか?』
って言ったお母さんがいました。
大人は勝手に、
子どもは外で元気に遊ぶのが好きだろうって
思い込んでしまいがちです。
元気に外遊びが大好きな子どもを見ると、
子どもらしいなって、思う人が多いのではないでしょうか?
でも、お部屋で本を読むのが好きだったり、
パズルが好きだったり、
みんなと一緒にやるのは嫌だけど、
マット運動が好きな子もいます。
そして、好きな種目や、得意な事も
子どもによって違っていて、
走るのが遅くても、鉄棒が上手とか、
重いものを持つのが得意とか
一面を見ただけじゃ運動が苦手だとか
言えないことがわかります。
自分が思いこんでいる
イメージと違う一面を見て、
その子は運動嫌いで変だとか、
運動ができないと心配になってしまうというのは
単純にジャッジしすぎでしょう。
そんな子もいるよねって、
これが上手にできたね、
これは、難しいねって
認めればいいだけのことです。
発達に凸凹がある子どもの中には
運動に苦手さがあることももいます。
周囲のジャッジによって、
運動嫌いになってしまうのは
楽しみの一つがなくなって
しまうことにもなります。
もしも、今の私が、
外でのランニングを強制されたら、
それが身体によいことであっても、
ものすごいストレスに感じたり
やりたい気持ちも無くしてしまうかもしれません。
ただ、誰かが一緒にやろうと誘ってくれたり、
もっと、必要性を感じるような情報が
あれば、自分からやろうと思えるかもしれません。
こんな風に考えると
親ができるのは、そのままの姿を認める事と
本当に必要だと思ったことは、
一緒に取り組んだり、
その事がいかに必要か情報を伝える事くらいでしょう。
選ぶのは子どもだということを忘れずに、
あくまでも、環境つくりと、見守りが親の仕事です。
すぐに、子どもへのレッテルを張らないで、
そのままを見てあげれば、
子どもはいろんなことを楽しみながら
思いのまま行動します。
できないことをできるように教えよう、
経験させて、上達させようとしなくても
そのままの子どもを、
一緒に楽しめばいいと思います。
健康な身体つくりには、
日常の適度な運動は重要だと必ず言われます。
運動が苦手だと思わず楽しめる気持ちがあれば、
一生の健康つくりに重要な運動を
楽しく取り入れる生活を送ることができます。
身体を動かす楽しさを伝えてくださいね。