コミナスブログ 子どもの発育と発達

赤ちゃんを抱っこしただけで気づく事

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


ここ数日間、雨の日が続いています。

地域によっては、大きな水害になっているという

ニュースが流れていますので今後も注意していきたいと思います。





ところであなたは、今まで赤ちゃんを何人くらい

抱いたことがありますか?


親戚や友人の赤ちゃんや、年の離れた兄弟などで、

抱っこした経験を持っている人が多いかと思います。


最近では、近所に赤ちゃんをみかけても、

抱っこさせてもらうということも昔よりなくなったでしょうか。



自分の子どもが初めてというお母さんもいるので、

首の座らない、小さな身体をどうやって抱いたらいいのか、

試行錯誤して、ぎこちない姿も時々見かけます。


上手く、抱っこできない、抱っこしてあげるけど、

中々泣き止んでくれないといって、困っているお母さんもいます。


赤ちゃんは、泣いたら抱っこすれば泣き止むものと

思っているので、なかなかそれ以外の方法が見つからないようです。



私は、今までたくさん赤ちゃんを抱っこしてきましたが、

時に、『あれ?ちょっと気になるな』という赤ちゃんがいます。


気になるというのは、もしかしたら、

『発達にちょっと凸凹があるかもしれないな』と

感じるということです。


赤ちゃんの多くは、抱っこされると身をゆだね、

抱かれることを気持ちよく、安心したように過ごします。



けれども、中には、抱かれることを嫌がるようなしぐさをしたり、

泣いてしまったり、身体をのけぞらせるような赤ちゃんがいます。



そうなんです。

実は、赤ちゃんでも、抱っこが嫌いな赤ちゃんもいるんです。


お母さんも赤ちゃんも抱っこに慣れていないとか

人に慣れていない、不安が伝わってしまっているなど、

抱っこが上手くできない原因は考えられます。


特に、赤ちゃんの抱っこ経験が少ないお母さんだと

不慣れな感じが、赤ちゃんに不安感を与えてしまっている

こともあります。


それもお世話を繰り返しているお母さんなら、

段々と赤ちゃんも慣れてきて落ち着いてくるものです。



それなのに、あまりにもいつまでも、拒否されると

自分が子どもに嫌われている、懐いてくれないと

お母さんが傷ついてしまう場合もあります。


こんな時、お母さんに知っておいてほしいのは、

お母さんのせいじゃない、子どもに嫌われているわけではない、

他の原因が考えられるということです。


誰が、抱っこしても、数か月たっても、

抱っこされたがらない

常に、泣かれてしまうような赤ちゃんの場合は、

抱っこすることにこだわることはやめましょう。



このような、赤ちゃんの場合に考えられる原因の一つは

触覚に過敏性があるかもしれないということです。



皮膚に触れる刺激を過剰に感じてしまう、

その刺激に不快感を感じてしまうのです。

ひどい場合は、痛みのような感覚さえ持つ子がいるといわれています。


抱っこに痛みを感じているとしたら、嫌がるのは当然ですよね。

ですから、子どもが嫌がることは、しないようにします。



無理矢理、抱っこを慣れさせようとするのは逆効果です。

これはやってはいけません。



不快な感覚を、与えられることで、

常に赤ちゃんは不安感を増してしまいます。

人が来ると、嫌なことをされると思い込んでしまいます。


【赤ちゃんを安心させるには抱っこ】という考えを捨てて

抱っこしなくても関われる方法を探しましょう。

大事なのは、子どもにとって心地よいコミュニケーションを

とり続ける事です。

赤ちゃんが、受け入れられる範囲から、

母子関係をつくっていくことから進めます。



赤ちゃんが、安心できる存在になることで、

触れられることの、許容範囲が広がってきたり、

徐々に経験することで、感覚に慣れていけることがあります。


いつものように、お腹が空いたらミルクをあげたり、

オムツを替えたり、暑さ寒さを調整したり、

泣いたら『どうしたの?』って近くに行って声をかけたり

赤ちゃんの要求を満たしてあげます。



抱っこでミルクが嫌であれば、ラックに寝かせた形で

飲ませてみたり、直接抱かなくてもよい方法を

工夫してもいいと思います。



そして、抱っこする場合の工夫としては、

いつも使っている上掛けや、タオルなどでくるんで抱っこするなど、

直接人の皮膚が触れないような方法を試してみましょう。



大きくなって、赤ちゃんの時のように抱っこすることがなくなると

そのことでの悩みは、無くなってしまうこともありますが、

偏食が多いとか、砂遊びを嫌がるとか、

手をつなぐのを嫌がるとか

感覚過敏が、他の行動で関係する場合があります。



念のために、様子を書いておくと、何かあって

振り返ったときに役立つこともあるので、

ちょっと気になったことは母子手帳などに

メモしておくことをおすすめします。



このことだけで、子どもの発達に課題があるのかは

決定つけることはできません。

発達に凸凹があるかどうかは、問題ではありません。



発達に凸凹があってもなくても、

子どもにとって、何か不都合がある場合、

そのことが問題になります。



人それぞれ個性があるのが当たり前です。

不都合なことがあるのなら、そこを工夫するだけです。



赤ちゃんが、泣いたり嫌がったりしていることがわかったら、

このことは、子どもにとって嫌な事なんだと認めて、

焦らないで、そのことをやらないで済む方法を考えます。


嫌がることは無理強いしないこと。


乳児のうちは特に、子どもが快適でいられることを

最優先してください。


そのあとの成長を丁寧に見守っていきましょう。



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