コミナスブログ 人生について考える

育児法は変化してる

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。 

私が以前おすすめ映画(4)でご紹介した、

『スタンド・バイ・ミー』(1986)が

今夜、日本テレビ系金曜ロードショーで放送されるようですね。

ちょっと、怖い空気もベースに感じてしまう映画ですが、

思春期の子どもがいる方には、特におすすめです。(⌒∇⌒)

この映画の中で、

子どもが自分の産まれた環境、

才能という宿命を受け入れながらも、

自分の運命を選びとっていく姿が描かれます。

子どもが、冒険する道と、人生という道が、重なって見えます。



私は、看護師として、

障害者といわれている方たちと接してきた中で、

いつも、頭をよぎる光景がありました。


それは、定型発達・精神、身体に疾患、欠損などない人が

広い大通りを、楽しそうに歩く光景です。

この大通り上では、

定型発達、身体に不自由がない多数決で多い人達が

暮らしやすいように、品物も作られ、

快適なシステムで作り上げられています。


例えを一つ挙げると、右利きの人が日本では約9割なので、

右利き用の製品が中心に用意されているという感じです。



そこを歩く人は、時に多少の不便さがあったとしても、

この道に合わせて生きることができています。


でも障害者といわれる人は、

生まれつき、または、大通りを歩いていた途中で

この大通りのギリギリ端っこを

危なっかしく歩くことになったり、

大通りの横に広がった野原を歩くことになったりします。


その時に、すぐ野原で過ごすことを受け入れて

楽しめればいいのですが、

大多数の人が歩く、大通りの方が、

良い事に思えたり、安心に感じたりして

その大通りを歩く人になろうとして、

苦しんでしまいます。

大通りでのシステムを使えない=障害   

でしょうか?。



先ほどの例でいえば、

利き手が左だからといって、障害があるとは言いません。

悪いことでもないはずです。





同じように身体の機能が、人と違っていても、

障害、悪いことではないはずです。


第2次世界大戦前、

もっと左利きがの割合が少なかった頃

社会は、今よりもずっと集団意識が強く、

人と違うことを許される風潮ではありませんでした。



この頃は、左利きを右利きに変える文化が

浸透していました。



小さいころから、みんなと同じことを求められ、

右利きに矯正されていました。


このように、障害だ、普通ではない、悪いこと決めるのは、

その時の、時代、社会が決めている事です。


これが、大通りのシステムです。



本来は、野原を歩くことのほうが、

自分にあっていると選んでもいいはずです。




私は、野原で自分らしく生きることを選んだ人、

そこでしか、生きられない人が、

少しでも快適に過ごせる社会をイメージしています。

最近は、特に、この大通りのシステムに

疑いを持ち始める人が増え

システム自体が大きく変わろうとしていると感じます。



あなたも、感じていませんか?


発達障害の子どもが増えてきたといわれているのも、

この変化に必要な子どもたちだからではないかと

感じるくらいです。



個性を生かして、素敵な才能を開花させていく姿も

多く目にするようになりました。



こんな変化に少し、ワクワクしています。



世界の情報を、

瞬時に誰でも手に入れられるようになって、

それによって、個人の価値観も

変化しやすくなっています。

狭い社会で当たり前と信じていたことが、

嘘だったと暴かれてしまったり、

今まで、見えないようになっていたものが、

簡単に晒されてしまうようになっています。



そうやって、

当たり前にこの道を歩いていた人の中に、

システムから外れていこうとする人が増えてきました。

生きづらさを感じ、身体を壊してしまう人、

弱いものに攻撃する人、批判する人

特に、敏感な子どもたちは、

学級崩壊、不登校、いじめ、暴力・・・など

SOSのサインをたくさん出していました。


反対に、「もう、このシステムはおかしい」と、

新しく作り直そうとする人も、たくさん現れています。

SDGsの取り組みも、始まりました。

2030年までの達成に向けて、世界が動いています。



今までの、

『大通りをみんなにあわせて

当たり前に歩けるようにする事を求める育児法』は、

終わりを迎え、変化しています。


これからの育児は、

この野原で自分らしく歩いていける力を

育む必要があると思います。


自分の道を自由に作りながら、

野原に一緒にいる人たちと

素敵な野原を作ろうとする人になれる子を

育むことが必要だと考えています。


この変化の時代を経て、

これからは、大通りを歩けた人も、

その端っこや、野原を歩いていた人も、

自由に野原で歩いていくことが

当たり前になると信じています。




理想は高く、まず、自分が野原に行って、

その土地つくりをする一員になりたいと思っています。






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