シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもが歩き始める時期になると、
ファーストシューズを買いに行きますね。
最初に履かせる靴に、ワクワクしてしまう親御さんは
多いのではないでしょうか。
価格、デザイン、機能性、履きやすさなど、
選ぶポイントは様々です。
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小さいのに、大人の靴と同じくらいの値段がして
びっくりしてしまいます。
それでも、子どもの履く靴は、
よいものを選んでほしいと思います。
私自身、偏平足、外反母趾という足のトラブルがあって、
少し病院へ通ったという経緯もあって、
子どもの足の健康について興味があって学んだことがあります。
(子どもには、この足の痛み、タコ、魚の目などで
苦労させたくないですから・・・。)
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子どもの足をみてみると、小さな子どもであっても、
すでに足に何らかのトラブルがみられることがあります。
現代、9割もの子どもの足に変形があると言われているそうです。
バリアフリーなつくり、アスファルトの道、
外遊びの減少などで、子どもの環境の変化が、
足の発育に影響を及ぼしているという説もあります。
たしかに、昔に比べ、足の力を使う機会は減っているでしょう。
足は、あの足底の狭い平面で、身体全体を支えているわけで、
ここがしっかり安定していないと、
その上にある身体のどこかで、異常が起きます。
家で例えれば、基礎の部分になるでしょう。
足を守ることで、身体の基礎を整えておくことは、
健康な身体つくりに重要です。
今日のアドバイス
子どもにあった、靴を履かせる
足の発達のために、外遊びを増やしたり、
できるだけ土の上を歩かせたり、
環境に注意することも大切ですが、
日常一番気をつけたいことは、まず正しい靴選びです。
私たちは、外出では靴を必ず履く文化を持っています。
多くの時間、この靴を履いて生活しています。
子どもの成長を見る時に、背が低い、
痩せている・太っているなど体形は、気にしますが、
足の状況は、ほったらかしだったりしませんか?
足の異常を、お伝えしても、それは大変だ!
という気にはなってくれない印象があります。
健診などでも、足について注意を受けることはありません。
そして、子どもは靴が足に合わなくても、なかなか痛みを訴えません。
靴があっているかどうか、そもそもわからないですよね。
こうやって、大事な足の問題は気づかないうちに
進行してしまうのです。
ですから、子どもの足を守るためには、
足や足指の使い方、姿勢、歩き方、靴の選び方など、
親が知識を持って、注意してみていくことが重要です。
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先にもお伝えしたように、足は身体の土台です。
子どもの足は大きさだけでなく、
その形態も成長に伴って大きく変化します。
その時期にあった、靴選びを行って、
子どもの骨格の基礎がほぼ完成する10歳までに
正しく足を作っておくことが、重要になります。
子どもの足のトラブルで多いのが、
「外反母趾」「浮き指」「偏平足」です。
会わない靴を履いていることで、足をしっかり使えず
足の指で大きく地面を蹴る力、
足の指を閉じたり開いたり曲げたりする機能が低下し、
バランスよく立つことが難しくなります。
転びやすくなったり、姿勢が悪くなったり、
運動発達にも影響します。
子どもの足を守りたいと思ってもどうすればいいでしょう。
私個人としては、親が行えることは実際少ない気はしています。
それでも、この3つは親ができる事だと思うので
ぜひ取り入れてほしいと思います。
1 靴は専門家に選んでもらう。
靴を選ぶときは、デザイン、大きさで選ぶ人が多いでしょう。
子どもにあった靴を与えるには、とにかく
サイズ合わせは必須です。
まして、ネットなどで、大体これくらいの大きさだろうとか、
少し大きめを選んでおこうという買い方はおすすめできません。
お店に行って、実際子どもに履かせてみても、
フィット感もわからなし、
靴屋さんにある、サイズを測るシートなどで計ってみても、
足の実際の大きさから、靴の大きさを割り出すのは、
かなり難しいと思います。
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また、靴の機能についても、
値段が高いから、安心とはいえません。
あれこれ、悩んで購入したとしても、
これでよかったのかと不安が出てきます。
サイズ合わせ、良い靴えらびには、やはり専門知識が必要です。
ここはやはり、シューフィッターのいるお店で
実際にこどもの足を見てもらい選ぶことをおすすめします。
子どもの足は1年で1センチ伸びます。
大きさだけではなく、形状も変化します。
できれば半年に一度はサイズのチェックをすると安心です。
2 サンダル、長靴で遊ばせない。
これから暑くなると、サンダルが楽だったり、
雨の日は長靴を履きたがる子もいます。
こだわりが強い子だと、同じ靴ばかり履きたがるという
傾向があるので注意が必要です。
そんな子の場合は、この類の靴は置かない方がいいでしょう。
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少しの間、履く事は良いと思うのですが、
一日の外出で、ずっと使用したり、
アクティブな外遊びで使用したりすることはおすすめしません。
危険なこともそうですが、足の指、足底の筋肉を使いづらくさせます。
どんなときでも、しっかりと選んだ靴で過ごすことが理想です。
3 足指の運動を意識して取り入れる。
足の力を育てるために、足指を意識して使ってみましょう。
・足で、じゃんけんをする。
「グー・チョキ・パー」と、足の指で行います。
外反母趾で苦労していた私は、この指が全く動かせませんでした。
毎日、お風呂で行うことにしてみると、次第にできるようになって、
それまで痛かった魚の目もなくなってきました。
・芋虫歩き
立って足の指を使って、少しづつ前に進んでいきます。
タオルを足の指で手繰り寄せるのと同じ動きですね。
両足の指を同時に使ったり、交互に使ったりして動かします。
子どもが足が痛いとか、腰が痛いとかいったら、
足に異常がないか見てあげてください。
今は、足の専門医なども増えてきました。
異常を感じたら、相談してもいいと思います。
足が健康であることは、一生の宝になります。
大事にしていきましょう。