シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもたちが、おままごとをはじめると、
1歳児でもスマホに見立てた小さな箱を
シュッシュッっと、人差し指でスクロールする動作をします。
私の頃は、電話機で、もしもしっていう時代だったのが、
この子たちは、そんな電話機のことは知りません。
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知りたいことを調べたり、見たいものをみるのも、
今は手元にあるスマホが無料で教えてくれます。
一見、自分が情報を使いこなしているように思ってしまいますが、
実は情報に振り回されてしまうことになっていることに注意が必要です。
今は、自分に必要な最適だと思うものを選び取る力が
ますます重要だと思います。
大人になって、幸せな人生を送っている人、
成功者と呼ばれている人たちの共通点をみると、
自分にかかわる出来事を他人に言われるまま
こなしている人ではなく、
自分で選び、責任をとって行動していることが分かります。
小さいことから、そのことを当たり前にやってきていることが、
人生の大きな決断の時に活かされています。
人生は、選択や判断の連続です。
子どもが自分で選ぶ力や決断する力を身につけないまま大人になってしまうと、
人生の重要な場面で適切な行動ができなくなってしまいます。
決断力がないまま大人になってしまったことで、
就職活動や結婚という重要な場面でも、
自分で決定が出せないという人もいます。
そんな、生き方は、自分の人生を生きていないと感じますし、
子どもたちには、そうあってほしくないと思います。
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今日のアドバイス
小さなことでも、子供自身に選ばせる
「選ぶ力」は、考える力にもつながります。
選んだ結果がどうであっても関係はありません。
自分で「選ぶ」ということに重要な意味があるのです。
たくさんの情報の中から、自分で納得して選び取る力、
このことが特にこれからは重要になると思います。
1.できるだけ自分のことは自分で決めさせる。
子どもはだいたい2歳になるころには、
2つの選択肢の中からひとつを選択することができるようになるそうです。
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小さな子どもには「今日着る洋服はどれにする?」ではなく、
無言で、あなたが決めた服を着替えなさいというのでもなく、
「これと、これの、どっちがいい?」と聞くようにすると
スムーズに答えることができ、決断力を養う訓練になります。
小さなことでもかまいません。
親が何でも決めてしまうのではなく、子どもの考えを聞いてみましょう。
親が先回りしすぎないよう注意しましょう。
2.子どもが決めたことを尊重してあげる
小さな子どもの決断は親から見ると間違っていることもあるでしょう。
でも、頭ごなしに否定するのは避け、
その決断を尊重してあげることが大切です。
私を含めて、せっかちなお母さんは、すぐ「答え」を
教えてあげたくなるものですが、すぐ答えを教えてしまうと、
どもが選ぶ練習が出来なくなってしまいます。
そして、親の思い通りの選択をしないからと言って
結局親の選んだ方を与えられると、
結局はいつでも親の言うとおりにしかならないと学んでしまい、
選ぶことをあきらめてしまうことになります。
まずは、選んだことを認めましょう。
3.選択肢を提示したうえで決めさせる。
小さな子どもに対して、いくつか選んでもらうときに、
どうしても選んでほしくないものがあれば、
それを省いた形で選択肢を与えて大丈夫です。
親が決めてしまうのではないといっても、
跡から、否定してしまうようなことは避けておいてもいいと思います。
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4.どうしても子どもが決められないときは嫌いなほうを聞いてみる
子どもに決断させようとしても、
悩んでしまってどうしても決められない場合もあるでしょう。
そんなときは、やりたくないことや嫌いなことを聞いてみると、
決められる場合もあります。
5.親が決断する姿を見せる
子どもは親の姿を見て、まねをしながら成長します。
子どもの決断力が鈍っているのは、
親自身がなかなか自分で決められない傾向にあることも
原因のひとつとも言われます。
あなたはどうですか?
「○○がいいと友達に言わたけど、どうしたらいいと思う?」
「○○がいいと聞いたけど、やったほうがいいかな?」と、
自分で決められず、ご主人や親に決めてもらっている人はいませんか?
親がどちらでもよいと考えたり、適当に決めたりするのは避け、
判断基準をもって決断する姿を子どもに見せるように、心がけましょう。
子どものことが心配だからといって、過剰に干渉することや、
子どもの決断に口だしばかりすることは避けましょう。
子どもの意思を尊重し、親は決定のサポートに徹しましょう。
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今日からは「自分で考えて行動できる子ども」に育てるために
子どもの選ぶ力を信じて育てましょう!