コミュニティーナースの石鍋てるみです。
娘の友達はいつも同じ場所を
この時間にアルバイトに行く時
通っていたそうですが
たまたま、家を出るのが
10分遅くなってしまったことで
通らずに済んだという話をしていたそうです。
みんながよく利用する大通りですから
誰がその身になっていたかもしれません。
先日のひき逃げ事故について
犯人の様子がわかってきています。
20代の女性も
亡くなられてしまったということで
最悪な結果になっています。

加害者は今回の容疑を否認しているようです。
車も盗難したのではなく
試乗だと言っているようです。
あれだけ、公共の場で
現行の状況も多くの人に目撃されているのに
否認していること自体
普通なら理解しにくいことです。
その37歳の男性を知っている人は
よくフラフラしているのを
見かけているという証言もあります。
責任能力の点でこれから追求があるようですが
実際にこれだけの事件を起こしてしまったのですから
実刑にならないと被害に遭った人は
怒りをどこにぶつければいいのかわかりません。
本当に辛い事件です。
そして、逆に加害者のお母さんが
取材に答えていたそうですが
これも本当に辛いことです。
自分の息子が
死亡者2名という取り返しのつかない事故を
起こしてしまったという現実を知った時
どのくらいのショックを受けたことか。
小さな怪我一つ他人に負わせただけでも
ショックなことなのに
どんなお気持ちなのか察しようがありません。
今までの子育ての苦労が
全て否定されてしまうような
お気持ちになるのではないでしょうか。
このことも、私自身他人事ではありません。
子どもが犯罪を犯さないまでも
子どもに自分の期待を裏切られたと感じる時
そのような思いになることが
過去に何度もありました。
人を傷つけてはいけないというような
最低な期待までも裏切られたとき
親としてどう対処したらいいのか
想像できません。
どんな事故、事件でも
加害者、被害者だけでなく
その周りにいるご家族にも
大きな影響を与えます。

そしてそれが、トラウマという形で
その後も長く続いてしまうことが多いのです。
もう起きてしまったことは変えられません。
辛いことです。

私たち周りの者ができることは
余計な詮索、誹謗中傷を控えることでしょう。
