コミナスブログ

命をどう教えたらいいか

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コミュニティーナースの石鍋てるみです。

雨上がりで、暖かかったせいで
虫たちがいっぱい出てきています。

バルコニーで遊んでいた子どもが
トトロの置物にカタツムリが
くっついているのを見つけました。


カタツムリの可愛い動きに
夢中になって
「かわいい」「かわいい」って
眺める子どもの姿を見ていると
ほっとします。

生き物を可愛いと思える気持ちは
教えられるものではありません。

心の中の何かから溢れてくる
感情なのだと思います。

カタツムリを触ることができない子もいれば
強引に潰してしまうような
触り方をする子もいます。


そういった生き物の取り扱いからも、
自分がカタツムリの身になれるかどうかという
想像力が働いているのかを
見極めることができます。


子どもと遊んでいると
虫を踏み潰してしまう
花をむしり取ってしまうという場面も
目にすることがあると思います。

大人から見ると
残酷なことをしている子どもに
驚くこともあるかもしれません。

命という目に見えない存在に気づくのは
想像力や抽象的思考が必要ですから
6歳から12歳の時期になってから
だと考えられます。

まだ赤ちゃんで、
命のことがわからない時期だからと言って
そのまま見守るということは
好ましい対応とは言えません。

他人を怒らせたり傷つけたりすること、
乱暴に扱う行為はすべて止めなければなりません。

できればやってしまう前に、
未然に防ぐ働きかけも必要です。

まだ、小さい子どもは
口でダメと言っても伝わりません。

やってほしくないことを
言葉で伝えるのではなく、
やってほしいことを
やってみせることが必要です。

生き物をやさしく扱ったり、
観察したり、育てたりすることを
子どもに教えたいのなら
その見本を示して経験を
一緒に積み重ねていくことが大事です。

カタツムリを大事に扱う様子
見守ってあげる様子を
会話しながら、
実際扱っている様子を見せるのも良い対応でしょう。

お花にお水をあげるときに
どんなふうにあげているのか
葉っぱの埃をとってあげたりする様子など
命を優しく扱う様子を
経験してもらえると
子どもの心に命への興味が湧いたときに
実感して受け止めやすいと思います。


そんな環境を日常的に作ることが難しいのが
現代かもしれません。

特に忙しい子育て世代の方は
意識しないと、そういった時間が
取れないという人も多いかもしれません。

でも、命という存在を
できる人間でなければ
幸せにはなれないと思います。

大人自身が日常に触れる小さな命に
愛でる気持ちを持てることが
子どもに伝わって、
子どもの心に命を愛でる気持ちの種を
植えていくことになるのかと思います。

命の大切さは言葉で教えることはできません。

近くに命を大切にする
大人がいることが大事だと感じてます。


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