石鍋てるみです。
孫ができて、半年になろうとしています。
たまに、遊びに来るたびに
大きくなって、表情も豊かになって
可愛くなってきました。
自分の子供よりも
孫はまた特別可愛いと友達が話す気持ちが
徐々に実感してきました。
娘が育児をする様子を見ていると
自分の育児を始めた頃を
思い出します。
娘夫婦は仲良く協力しながら
育児を楽しめているように見えます。
とても協力的なパートナーを
見つけられた娘は良かったなと
安心して見ています。
今の孫は生理的欲求くらいしか
訴えることはありませんが
そろそろ、難しい時期に入ってきます。
「夜中に、大泣きするけど
わけがわからない。」
「何をやっても泣き止まない」
娘夫婦からそんな言葉が
聞かれるようになってきました。
そんな時、子育ての経験者は
つい、アドバイスしたくなってしまいます。
なんとなく、娘たちの育児が
危うく見えてしまったり
要領悪く見えてしまって
手を貸してあげたくなったり
意見を言いたくなってしまいます。
自分と同じ失敗をさせたくないって
思ってしまうから。
でも、失敗体験が成長にとって大事なことは
育児でも経験してきているはず。
娘夫婦が学ぶ機会を奪ってはいけないし
その学びは、自分が学んだこととは
違う意味を持つはずですから
代行してはいけないのです。
こんな時注意が必要です。
祖母としては親の育児をサポートする立場を
超えてはいけません。
時には、好ましくない育児法が
目の前に展開されることもあるかもしれません。
でも、それは違うと真っ向から否定してはいけません。
口出ししたくなっても
そこはグッと抑えましょう。
私の友達で孫が思春期に入り
母親との関係が悪いことを心配している人がいます。
孫が幼少の頃から、嫁が子供に命令ばかりの
育児をしていることに対して
心配をしていた友人は、
孫を守ることもできず
ただ見守ってきたことに
罪悪感も持っているようでした。
親に忠告したいとも考えたようですが
相手はお嫁さんということで
もしも、育児に口出ししたら
嫁姑の関係も拗れそうでできないという状況です。
近くで、自分の育児の価値観と違う育児をしているのを
そばで見ているのは辛いものがあります。
あまり辛いようなら
距離を置いてしまうことも一つの選択。
直接はアドバイスすることはお勧めできませんが
一緒に勉強しようという立場に立って
参考となる育児書や動画を勧めてみることなどは
できるかもしれません。
まだ、娘夫婦の育児は始まったばかり。
二人ともこれから子供を理解し自分たちの
子育てに関する価値観を作り上げていくところです。
娘に相談を受けてもいないのに
アドバイスすることは余計なお世話でしょう。
私にとっての孫育ても
初めての経験です。
自分がうまくいった方法が
孫に効果があるかはわかりませんから
その都度、一緒に考えていこうというスタンスで
サポートしていけるといいかなと思っています。
孫が可愛く成長するほど
甘やかしてしまいたくなる感情が湧いてきます。
孫の将来のために
どのように関わる立場にあるべきか
良い距離感を作り上げていきたいと思っています。
親子関係だけでは埋められない部分を
サポートするのが
祖父母の役割でしょう。
今後は『甘えさせる』ということと
『甘やかす』ということを混同しないように
気をつけていかないといけないと思います。
物欲を満たしたり
わがままを許す場所になってはいけないし
それは、親子関係にも悪い影響を与えると思います。
孫を過保護に扱わないことは
一番気をつけたいところです。
毎日、託児では孫のような子どもたちと
接している中でも
この点は気をつけて関わっているつもりです。
でも、本当の孫にもできるのかどうか。
自分の感情に注意を払いたいと思います。