シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
スポーツをした後や、水分補給として、
時に栄養補給として、市販のジュース類を
飲むことがあると思います。
スポーツ飲料や、野菜ジュース、
エネルギードリンクなど
手軽に手に入れることもできるので、
毎日飲んでいる人もいるかもしれませんね。
ここで、気をつけなくてはいけないのが、
隠れた添加糖の存在です。
自然の糖質ではない,
人工的に添加された糖質は
身体にとって悪影響なので注意が必要です。
例えば、ジュース類にどのくらい添加糖が
含まれているか見てみましょう。
成人の1日の砂糖の摂取量は
1日25gが目安と言われています。
一見、身体によさそうな印象のスポーツ飲料。
500㎖中、ポカリスエットは33g(角砂糖約10個分)、
アクエリアスは23g(角砂糖約7個)ですので
ペットボトル1本飲み干せば1日の摂取量を
軽く超えてしまいます。
どんな、健康に関する研究結果でも、
必ず添加糖の摂取はしないように書かれていて、
健康意識が高い人たちには、
もはや常識になっています。
なぜなら、腸内細菌に悪影響があることや、
血糖値の急上昇を招く事
それによって、各臓器に悪影響を及ぼすことなど
理由は数々検証されているからです。
糖尿病やアレルギーなどの病気にも
影響していますし、
鬱病やアルツハイマーといった病気の
原因にもなります。
大きくいえば、身体の免疫力の調整が
できなくなるということです。
免疫力の調整に影響を与える原因は
添加物や、化学物質、除菌、抗生物質など、
様々ありますので、
この添加糖の摂取はその一部にすぎません。
けれども、添加糖の摂取だけでも、
気をつけることで、身体へのリスクを
減らすことができます。
大人が、ペットボトル1本のジュースで
砂糖の規定の摂取目安量を超えてしまうのですから、
毎日、市販のジュース類を飲んでいるという
子どもの場合は今すぐ、やめた方がいい習慣と言えます。
残念なことに、このような食品を摂取したからといって、
すぐに悪い結果が出るといったものではないので、
このくらいは良いだろう、大丈夫だろうと
気を許してしまうので、
添加糖を避けることは継続しにくいものです。
でも、その積み重ねが、将来の健康に大きな影響を
与えていることは、知ってほしいと思います。
子どもの糖尿病も、今日、明日何かがあったから
発症するのではありません。
がん、認知症などの疾患は、
ゆっくり時間をかけて、進行する病気です。
また、老化も今は病気だともいわれています。
発症するまでに、数年~数十年かけてすでに
その種は毎日の生活習慣の中で、
体内に蒔かれ、育てられ始めているのです。
子どもの身体は、お母さんの免疫力をもらって
産まれてきます。
お母さんに、免疫に異常がある場合は、
その性質を受け継いでしまう可能性が多く、
アレルギーや、感染症にかかりやすいといった
子どもになっている場合があります。
乳児期から、ひどいアレルギーに悩まされてしまう
子どももいます。
あるいは、数年で肥満になってしまう
子どももいます。
これは、身体が異常を起こしているサインです。
薬やダイエットで、一時的に抑え込んでも
生活習慣を見直さない限りは再び元に戻ります。
親がやるべきことは、
良い治療方法を選択し与えることではなくて、
今の生活を見直すことです。
治療は、応急処置なんです。
どんな子どもの身体にも、
自然治癒力があります。
正しく、体内環境を整えてあげることで
自分の身体を修復しようとする力を
備えているわけです。
悪いものを外部から与えないこと、
臓器に余計な負担をかけないことで、
その力を充分に発揮させることができます。
あなたが予防や改善することができるのです。
まず、添加糖の摂取をできるだけなくすことから、
チャレンジしてみませんか?
今日から少しでも減らしていくことで、
将来の健康への道筋は変わってきます。
少しの進む道の修正が大きな違いを生んでいきます。
ジュースが冷蔵庫に常備している場合は、
もう、買い置きはやめましょう。
なるべく、自然に存在する形のままの食材を
食べるようにしましょう。
食品表示をみて、砂糖、スクロース、マルトース、
果糖ブドウ糖液等、コーンシロップなどと
表示されているものは避けましょう。
子どもの健康の為です。
勿論、あなたの健康にも重要です。
知識をもって、健康つくりに取り組むことで、
身体は自分でコントロールできるようになります。