コミナスブログ

リスク覚悟の病児保育

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石鍋てるみです。

『一時保育専門託児ルームコミナスキッズ』では
病児保育を行っています。

約2年間、ここで病児の受け入れを行ってきましたが
ご利用理由の傾向としては
高熱、呼吸状態が悪い
ぐったりしているなど
重症であるケースはほぼありません。

発熱や、下痢などで保育園から
呼び出しがかかった翌日の託児の予約。

保育園では24時間熱がない、
下痢が止まり普通便を
確認してからの登園という決まりがあるので
保育園で症状が出た場合は
翌日症状がなくなっても
預かってもらえない園がほとんどのようです。

また朝の検温でいつもより微熱気味で
元気はあるけれど、熱が上がるかもしれない。
保育園からの呼び出しがかかっても
対応できない日の緊急託児予約。

今は手足口病で熱はなくて元気だけれど
通常の食事がまだ食べられない状態など
治癒経過にある日の予約。

手足口病は、登園停止の病気ではありませんが
発熱や、食事が取れないときは
預けることができないことが多いです。


利用者のほとんどの子どもが
病児であっても元気な子どもが多いです。

ここにあげたようなケースの場合
今の保育サービスでは
利用できる場所がほとんどないのが現状です。

私が子育てを始めた
30年以上経ちますが
この状況は改善できていません。

ちょっと、いつもより具合が悪い時
感染症に罹って治癒するまでの期間の
受け入れ場所には本当に困っていました。

乳幼児期は免疫機能が発達していく時期で
病気に罹ることも大事で
発症の程度の差はありますが
感染症に罹るのが当然の期間です。

仕事復帰した途端に
この時期が重なるので
この数年間をどのような育児体制で乗り切れるかは
仕事を続けること、両立することに
大きく影響すると考えています。


ピークが過ぎれば
子どもも丈夫になりますし
日常生活で健康管理に気をつけていれば
病気をすることも少なくなります。

この期間は、保護者以外のサポート体制を
整えることで負担を軽減できますが
核家族が多く、親の両親に頼ることが
できない人が増えています。

両親もまだお勤めされている方も多いですし
介護されている方がいたりしますから
頼めないという場合もあります。

また、保護者の両親が高齢ということも
今では多くなっていて、
育児と親の介護をしているご家庭もあります。

そこで、保育サービスを探すことになりますが
病児保育は難関です。

病児保育に対応しているところでも
事前の予約は取れないとか
当日にならないと空き状況が不明とか
医師の診断書が必要といったことが
利用までのハードルを上げています。

受け入れる側としては
安全にお預かりすることが求められますから
慎重になるのは当然です。

ただ、利用する側は、
即時に対応して欲しいわけです。

そこが一番困るところなのです。

私は、リスクをとっても
この部分に役に立ちたいと思って
『コミナスキッズ』を作りました。

保育園看護師だった私がやらないで
誰がやれるのかっていう気持ちで
リスク覚悟で取り組んでいます。

でも病児保育は、保護者との
お互いの協力、リスクの共有がないと実施できません。

ここは、しっかりお願いしている部分でもあります。

重症の子どもが少なかったことからも
保護者の方がここを利用する時の見極めは
十分考慮してくれていると信じています。

これからも、背景をご理解のもとで
万一の時のサポート先の一つとして
この場所を使ってもらいたいです。







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