コミナスブログ

『子どもの人権を尊重する』って難しいテーマです。

投稿日:

石鍋てるみです。

昨日は、『子どもの人権を尊重する保育とは』を
テーマとした研修に参加してきました。

子どもの姿を通して、
保育士として子どもの人権を守る
保育とはどのようなものなのかを
考察しました。

不適切保育が、報道で取り上げられることも
多くなっっていますが、
令和5年4月に発足したこども家庭庁が
掲げている
『こどもまんなか社会』は
子どもの権利を尊重しようという意識を
国民に周知していることからの
影響も強いと思います。

子どもは未熟な存在で、
大人が躾けなければならないという考え方は
時に、子どもに脅しや強要をしかねません。

かといって、全て子どものやりたい放題に
任せてばかりでいいのかといえば
そんなこともありません。



この両極のバランスが
保育者、子どもとの個々のケースで
異なることが、難しいところです。


今回もいくつかの事例を見ながら
保育者の関わりの方の不適切な面や
改善策を考察していきました。

見守るべきところで
過干渉になり過ぎてしまったり
ちょっとした励ましのつもりでかけた言葉が
かえって子どもを傷つける結果になってしまったりと
保育現場で日常的に起こりうる事例ばかりで
思い当たることがたくさんありました。

特に集団保育では
子どもの成長、発達を促すために
保育にめあてを持って
意図的に関わる部分がありますが
子どもの主体性を重視すると
その意図が必ずしも
その子どもにはそぐわないという面は
どうしても出てきます。

また、デイリープログラムに応じて
集団ではある程度の1日の流れが
セッティングされていますから
まだ、遊んでいたいという子どもがいても
食事に誘導せざるを得ません。

別々の意見も当然ありますから
全てその子の主体性に合わせての
活動を選べないこともあります。



ある程度の制約の中でも
大人のエゴや都合重視ではなく
子どもの気持ちを理解しようという意識で
関わることを忘れてはいけないなと感じました。

保育、育児には
絶対的な正解がありません。

保育者の私たちができることは
いつもこうやってるからとか
正解を一つに決めることではなくて
その時々で子どもが一番楽しく過ごせる方法を
考え続けることかなと思っています。

楽しくという中に忘れてはいけないのが
やったー、できたっていう
子どもの感動が生まれるような工夫を
意識すること。

ちょっと先にあるチャレンジを
仕掛けてみることだったり
子どもの目線に合わせて
共に感動を共有することだったりを
意識して保育していきたいと思いました。


子どもの人権を守ること。
子ども主体の保育。

とても大事なことです。

当然それを大事にして
毎日頑張ってるという保育者が
ほとんどだとは思いますが
改めて、その当然のことを見直してみることで
奥が深くて難しいテーマだという
気づきがあります。

そして、忘れがちなのが
保育者自身の人権も守ることです。

子どものために
自分たちの人権を犠牲にしては
良い関係は継続しません。

同じように、自分自身の人権を守ることが
大事ですよね。


このような当然だと認識しているテーマを
改めてゆっくり見直すことが大事だと感じました。




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