石鍋てるみです。
子どもの健康を考えた時に
どんな方法がいくつ思いつきますか？
健康な身体を作ってあげたい
いつも元気に過ごして欲しいと
願ったところで、
養育する人にそのための知識がなければ
残念ですが、子どもの健康は保てません。
子どもを育てることを
衣食住を与えていれば大丈夫だと思っていたり
教育や知識を十分に与えることが重要だと
考えていたりと
養育者の価値観によって健康に対する働きかけが
だいぶ変わってきます。
どちらの考え方も
否定できませんが、極端に偏ると
やはり良い結果にはなりません。
バランスが大事。
一生懸命に習い事など早期教育に力を注いでいるママが
習い事の前にコンビニの菓子パンとジュースで
送り出している。
家事の合間に、ゲームを自由にさせている。
おやつがいつでも食べられるように
手に取りやすいところに置いておく。
子どもを遊ばせている間に
パパは傍でスマホで動画を見ている。
子どもを健康に育てたいと
本当に願うならば
いづれもできない行動です。
でも、ついしてしまう人が多いのが
これが毎日の当たり前で、
すぐに問題が目に見えて起きてこないから。
健康オタクになって
神経質になりすぎるのもどうかと思いますが
やはり、基本的な健康作りの土台は
意識して欲しいと思います。
それを考えた時に私が思い浮かべるのは
ナイチンゲールが書いた
『看護覚え書』。
これは、看護師という仕事をしている私にとって
大事な１冊でもあります。
人間が健康に過ごしていくために
必要な環境作りが書いてあります。
時代が変わっても
ここに書いてあることは
基本中の基本。
これが満たされていなければ
どんなことを施しても
その効果は十分に得られないと
私は考えています。
清潔な空気、水、栄養、休息など
人が健康に過ごすために大事なものが
挙げられています。
太陽の光が差し明るく清潔な場所で生活できること。
換気がこまめにされていて空気が綺麗なこと。
栄養が取れる食事をすること。
しっかり睡眠をとること。
そんなことが、教育を与えることよりも
先に与えられなければ
子どもが健康に育っていくことは不可能です。
養育者は自分の生活を見直して改善することや
子ども中心の生活を意識することで
自分自身も健康になることができると思います。
育児をすることは
老齢期を迎えていく成人に
そのチャンスを与えてくれる
人生のイベントだと思います。
育児をしながら、
親自身の健康作りも
考え直しましょう。
