シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
午前中は母の病院へ、一緒に歩いて出かけてきました。
あちこちから、金木犀の香りが漂っていて、
気がつくと、大きな金木犀の木がたくさんあって、
いままで見過ごしていたことに気がつきました。
一年に1回注目される
可愛いオレンジの花が愛おしく見えます。
薬局でお薬を待っていると、
背中が丸くなっている、
元気がなさそうなお年寄りが目につきました。
(あれ?〇〇さんじゃない?)
毎週水曜日の、[ろくまる見守りウォーキング]の
仲間の方でした。
でも、いつもあってる時よりも
元気なく見えました。
知り合っていなければ、
病院に来ているお年寄りというだけの
関係で終わっていたかもしれません。
でも、地域のコミュニティナースの活動を
意識してからは、たくさんの地域の方と
顔見知りになってきて、
気楽に一声かけあえることも増えました。
今日も、『〇〇さん、どうしたの?』と
気楽に声をかけられました。
いつもと違うところであうのは
新鮮で嬉しくて、声をかけると向こうもビックリ。
「あれ〜。石鍋さんじゃないか〜」って
いつもの笑顔に戻っています。
「あちこち、痛いところばかりで大変だよー。
頭もボケてきちゃってるし、首も回らないよ。
これは、借金でか(^^)」なんて、
冗談も言いながら、会話が弾みます。
話し始めると、さっきまでの
元気がなかったように見えたのが
嘘のように、イキイキした表情になります。
場所が病院帰りの薬局でしたから
体調は良くないのでしょう。
でも、話をしたことで、
さっきまでとは別人に見えます。
体の不調の話から、
飼っているメダカの様子へと話題が変わり
明後日のウォーキングの時に
メダカをお分けする約束をして
バイバイしました。
『元気な人と話すと
元気になるな〜っ』ていう言葉を
〇〇さんはいつも私に話してくれます。
この言葉に、いつも励まされます。
私は、こうやって
話しかけられるお仲間ができたことが
嬉しいので、〇〇さんと話すことも
楽しみでしかないのですが
私と話すことで、少しでも
気分が明るくなってくれるなら
本当にうれしいことです。
LINEも、知り合った時から
一緒に練習したので
少しのやり取りをすることも
できるようになりました。
これも楽しみの一つです。
私のLINEのお友達の平均年齢は
この数ヶ月で一気に上昇しました。
〇〇さんは、83歳。
お友達で最高齢です。
可愛いスタンプが押された返事に
いつも癒されています。
同じ場所にいても、
私が関心を持たなければ、
その人はただの通りすがりの人。
でも、関心を向けることで
たくさんの気づきや
嬉しいことに出会えます。
周囲に関心が向けられるような
ゆとりのある自分でいたいと思います。
地域の多くの人が、
気楽に声を掛け合える仲間が増えると
いいなと思っています。