コミナスブログ 支援者の心構え

一歩踏み出すことを繰り返すと広がるもの

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



お正月も、三ヶ日が終わりましたね。

私も、今日が仕事はじまりでした。



今年の目標に対して、さっそく行動できていますか?



もしかしたら、すでにモチベーションが下がってしまって、

気がついたらいつもと同じ生活に戻ってる人も

いるかもしれませんね。



でも、大丈夫。

それが、人間の習性なんです。

慣れ親しんだ毎日の生活パターンは、居心地がいいもの。

安心できて、不安が少ないこの場所は、

コンフォートゾーンといわれます。



人は、成長のために新しいことに

チャレンジして一歩踏み出したとき

このコンフォートゾーンから抜け出し、

ラーニング(勉強)ゾーンに入ります。



そこは、居心地の悪さや、不安がおこるので、

意識していないと、いつもの楽な、安心な

コンフォートゾーンに戻ろうとしてしまうのです。



ダイエットを始めても、いつの間にか

やる気が薄れてしまうようなものですね。



これが、よく三日坊主とか言われてしまう原因です。



決めたことを持続できなくても落ち込まないで、大丈夫。

みんなそんなものなので、許してあげましょう。



気がついたときにもう一度

1mmでもコンフォートゾーンから一歩踏み出し、

少しずつ広げていくことをくりかえせばいいのです。


子どもに対しても同じこと。



なかなか、新しいことを継続するのは難しいもの。

叱らないであげてくださいね。



発達に課題を持つ子どもの多くは、コンフォートゾーンが狭く、

少しの変化に不安を強く感じてしまう傾向があります。



お母さんが期待する行動に対して、

なかなか、やろうとしない場合、そんな理由もあるでしょう。



物事の見通しが立ちずらく、独自の思い込みも強いので、

俯瞰して物事を見ることが苦手。

どんなことにも人一倍不安感を持ちやすいのです。



コンフォートゾーンを広げることは、

不安を感じない世界を広げることになります。



そのためには、小さなチャレンジを繰り返し経験でき、

かつ、成功体験ができる機会をつくるような支援が大事になります。



コンフォートゾーンを広げる方法の一つとして、

必要なことを習慣化することがおすすめです。

特に、身辺整理の自立は、社会に出るためには必要なスキルです。



これを、身につけさせたいと期待することも多いと思います。

この目標に対しては、習慣化が有効です。

習慣は、1日では身につきません。


よくあるのが、子どもは大きくなれば、

できるようになるはずという親の期待から、

この基本的な身辺自立への支援をしてこなかったパターンです。



子どもが就職を目の前にしたときに、

自分の持ち物が管理できない、時間が守れない、

清潔行為などが自立できていないために、

就職できないという子がいます。

その時には、

【今まで自分でできなくても大丈夫だった】という、

コンフォートゾーンができています
から、

その状態に戻ってしまう状況になってしまい、

親が慌てても、すぐに身につけることにはならないわけです。



これを自然に身につけるには、乳幼児から

同じことを一定期間続ける習慣化への支援が必要です。


コツをいくつかご紹介します。

1 いきなり難しい大きな事ではなく、

 小さな事でも、子どもが今チャレンジできたことを認める。



2 時間がたっても振り返ったときに、

  子ども自身が頑張った足跡が見えるように視覚化する。



  カレンダーにシールを貼ったり、丸をつけたり、

  目に見える形で残しておく事も、成果を実感できるのでおすすめです。



 3 たくさんのチャレンジに、一気に取り組もうとせず、

   子どものペースで一つずつ増やし続けていく



   このようにして、できることが増えることで、

   子どもが安心して行動できる範囲、

   コンフォートゾーンは広がっていきます。

 

 4 すでに、今やれている日常の行動に、くっつけて、
   できるものからはじめる。



   例えば、外から帰ったら、いつもすぐに手を洗う子どもがいたら、

   その間に、脱いだ靴を揃えるという行動をくっつける。



   お風呂から出ると、リビングでアイスを食べるという場合、

   出たらすぐに、洗面所で、歯磨きするなど、

   やめたほうがいい習慣を変えることもできます。


習慣化すると、さらにいい点があります。それは、

『これをやらなくては・・・、次はなにをやるんだっけ?』などと、

いちいち考えなくても行動できるようになることです。



これは、脳のワーキングメモリーを無駄使いしないですむので、

思考に余裕ができるようになります。

注意点もあります。

身につけさせたい習慣を設定するときには

現状を、大きく変化をさせるようなことは避けましょう。

ラーニングゾーンを超えるくらい、大きな変化をおこすと、

パニックゾーンに入ってしまうのです。


ここに入ると、パニックを起こし、

パフォーマンスは下がり、

次にやろうという意欲を無くしてしまうかもしれないからです。



目標を低めに、小さな新しい経験をして、

ラーニングゾーンへの踏み出しを繰り返し、

今まで、できなかったことができたという経験が、

自分に自信が持てるようになります。

この、「自分に自信が持てる」「自分はできる」という感覚を

もてるということは、人生で大きな力になるのです。



このことは、私たち大人の自己成長にも同様に必要な事です。



少し不安を感じることでも、チャレンジしてみましょう。


子どもは、そんなお母さんの姿をみると

ますます頑張る力を発揮できるようになります。










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