シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
お天気がいい日が続いていますね。
室内の湿度を見てみると、今朝は34%。
私も手の甲を見てみると、しわが目立っています。
これは、老化のせいもあるのですが、
身体が脱水状態になっている証拠にもなっています。
なぜなら、気をつけて、こまめに水分をとっていくと、
このしわが、消えていくんです。
冬は、乾燥が強いのに、
あまり汗もかかないし、のどの渇きも感じません。
でも、本当は、身体は水分不足で、からからになっているのです。
子どもも、同じです。
いつの間にか、身体はからからの
干からびた状態になっているかもしれません。
大人の身体の中の水分量は、体重の約50%前後。
一方、乳幼児は、80%です。
さらに、子どもは代謝が高く、
身体から失われる水分も多いので
水分量を維持するためには、
多くの水分補給が必要と言われています。
では、どのくらい必要なのでしょうか?
大体、乳児では、一日に補給するべき水分は、
体重1㎏あたり、150㎖、幼児で100㎖と言われています。
体重15㎏の幼児では、1500㎖というわけです。
ちなみに、大人は体重1㎏当たりに50㎖です。
体重50㎏ですと、2500㎖となります。
食事からは1ℓくらいとれるといわれますが、
意識しないと、不足してしまう量だと思います。
子どもはまだ、自分から意識して水分をとることは難しいです。
大人が促したり、いつでも目に入るところに
水筒などを用意しておくことが必要です。
お正月などの行事の時は、
ジュースなど口にする機会が増えてしまいます。
ご存知の通り、野菜ジュースや、ポカリスエットのようなものでも
かなりの糖分が含まれています。
水分補給の意味では、良いものではありません。
水分補給は、
水・白湯・カフェインの入っていないお茶にしましょう。
一度に大量に飲ませると、内蔵の負担になりますので、
口に含ませるような感じで、少しずつこまめに飲ませましょう。
多くても、一回はコップ1杯程度までにします。
カフェインは、水分を排泄してしまいます。
日本茶など飲んだ時には、飲んだ倍の量の水分を追加しましょう。
病気で嘔吐や下痢は発熱をしたときも、
かなりの水分が失われます。
平均摂取水分量以上に、水分補給が必要になります。
与える水分として、吸収の良い保水液がいいといわれますが、
こまめに、白湯・水を与えおかゆなどに
質の良い塩をのせて与えることでも大丈夫です。
梅干しもいいですね。
水と塩
これを、しっかりと身体に与えれば、体調は整います。
人間の身体は、過剰に取り込んだ水分、塩は
排泄される仕組みになっています。
とりすぎについては、あまり心配しなくても大丈夫です。
(塩は、自然塩の質のよいものにしましょう)
便秘がち、肌荒れがひどい
かぜをひきやすいなどの子どもの場合、
まず、身体の水分不足を考えてみてください。
全然、足りていないかもしれません。
アトピー性皮膚炎などの肌は、表面からの水分が失われやすくなっています。
乾燥を防ぐ、保湿剤を塗るだけではなくて、
身体の中からの水分もたくさん与えてみましょう。
身体の水分量が足りてくるだけで、
血液、リンパの流れ、代謝が整い
身体の中の不要なものが、排泄されやすくなります。
今日は、どのくらい、水分がとれているのか、
意識してみましょう。
しっかり水分補給して、体調の変化を観察してみてくださいね。