シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
家の三女は絵を描く事が好きです。
ストレスが溜まってきたときや、
時間が空いた時、
真っ先にスケッチブックや
パソコンに向かって
お絵描きを開始します。
小さい頃から、広告の裏に描いたりして
そのころから、いくつかは
思い出としてしまってあります。
私は絵は苦手で、
アメトークなんかにでてくる
【絵、ヘタ芸人】の方たちのことを
笑えないくらい、
手足を描けば、身体の変なところから
出てきているような
気持ちの悪い絵ができあがるくらいです。
家族の中でも、
こんなに絵を描く人はいないので
いつ好きになったのか、
よくわかりません。
それでも、彼女には
いつでも、絵が描けるように
スケッチブックや色鉛筆
ペンなど届く場所に置いておくように
心がけていました。
時には宿題よりも、
お絵描き夢中になったり、
夜遅くまで描いていることもあって
絵を描く事よりも
今は大事なことがあるんじゃないの?
なんて、言いそうになったことが
何度かありました。
それでも、本人なりに、
提出物は、期限を守って出す、
朝起きて学校へ遅刻せずに行くことが
できていたので、
その言葉を言わずに今までやってこれました。
時に、ミスすることはあっても、
その代償を自分で行えていれば
良しとして、自由にさせていました。
子どもがその時々で
はまっている事、興味を持っている事は
なるべく邪魔せず、サポートするのが
いいかなと思います。
親には全く興味のない世界に
はまることって、全く違う人間ですから
当然起こることです。
絵を描く事の楽しさは、想像はできても
私には実感できません。
でも、彼女の絵を描きたいという気持ちには
なるべく協力してきました。
画材やパソコンソフトなども、
時には、素人には贅沢に感じたり、
こんなの、どれも同じじゃない?
なんて思うものもあったりしても、
本人が気に入ったものを
できる範囲でそろえていきました。
それは、将来絵を仕事にするとか
役に立つというような思いからの
投資ではありません。
子どもが、今を楽しく感じるための
投資です。
コストコで、昨日ペンを並べると
気分が上がりそうと思った
ケースを見つけました。
さっそく、学校から帰ってきた
三女にみせると、
嬉しそうに、机に向かって
ペンを並べ始めました。
また、やる気が出たそうです (^▽^)/
受験生に、趣味にやる気を出させてどうする!
と自分で突っ込んでしまいました。
並べているのを見てみると
せっかく買ったのに、
もう使われてないものも
中にはありました。
ペンの発色一つでも、
気に入らないものもあったりして
勿体なかったなと感じることも
正直あります。
それでも、その経験は
彼女の大事なものになっていると
信じています。
最近は、山田五郎さんの絵画解説にはまり、
フェルメール展に行きたいとか、
油絵を描いてみたいとか、言い始めました。
フェルメール展は、
コロナで開催が延期になってしまいましたが、
開催されたら行く約束をしています。
油絵も、近くで体験できるところを見つけたので
本人が行ってみたいといえば
申し込むつもりでいます。
こんな風に、私は、子どもの好きを応援する
一番のサポーターでいたいと思っています。
でも、これからは、自分で動けることも増えるので、
行動を共にするサポートは終盤だと感じています。
上の子たちもそうでしたから。
ちょっと、さみしいやら、
ほっとするやら、複雑な気持ちです。