シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
大人になって、何かにチャレンジしようと思っても
上手く進めない、長続きしないことはありませんか？
私はダイエットや、英会話、ランニングなど、
今までの人生の中で何度チャレンジしてきたことか。
いつの間にか、いつもの自分に戻ってしまいます。
このいつもの自分でいることが、
居心地がいいのですよね。
この居心地のよい自分の居場所を
コンフォートゾーンといいますね。
ここから、理想の自分に近づきたいから、
出ようと試みるけれど、
コンフォートゾーンに引き戻される力に
かなわなくて、いつもの自分になる。
これを繰り返してしまいます。
そして、また継続出来なかった、
目標が達成できなかったから
やっぱり自分はだめなんだと思って
自信を無くしてしまいます。
これを何度も繰り返すうちに、
だめな自分というイメージを
どんどん刷り込んでしまっていきます。
自信がないですから、
チャレンジしようと思っても、
どうせ、また出来ないだろう、
失敗したら恥ずかしい、
他人にどう思われるか、
だめな自分を体験してこれ以上傷つきたくない
こんな【心のブロック】があって、
はじめからチャレンジしないという選択を
したこともあります。
でも、コンフォートゾーンにいるだけでは、
刺激がないですから、
何か物足りない感じが続きます。
いつもモヤモヤして、気分がどこか晴れないのです。
『残りの人生少ないのに、これでいいのかな？』
そんな、考えが頭をよぎったのが、
育児が一区切りした、50歳を迎える時でした。
そして、コンフォートゾーンから、
抜け出そうと決めました。
でも、ここで、大きな心のブロックにぶつかります。
私にとって、自分の内側を表現することに、
とても、強い心のブロックの抵抗があって、
何を始めようとしても、ブレーキがかかります。
でも、そのたびに少しずつ
心のトレーニングをするように、
できる事から始めていきました。
それでも、自分がやりたいことをしていくためには、
これを取り払わないと進めないことが
わかっているからです。
今でも、何か理由をつけて、
元に戻ろうとする自分が出てきます。
それを解決するために、意識していることがあります。
一つは、環境に身を置くように仕組んでいくことです。
コミュニティに入ってみたり、
理想の人の話をきく機会を作ることです。
YouTubeなどでも、たくさんの有益なお話を
気軽に聞くことができるありがたい時代です。
日常に、聞き流すだけでも、
心の中に変化があるように思います。
もう一つは、
できない自分をダメだと思うことをやめて
今日やれたことを、自分で褒めることにしました。
これは、子どもと接する中で、
気をつけてきたことでもありました。
自己肯定感を育む保育から学んだことを、
自分に置き換えてみました。
できないことではなくて、
できていることにフォーカスして
認めるということです。
朝、決めた時間に起きられた。
出席しようと決めたセミナーに参加した。
そんな、今までは当たり前なことだと
片づけてしまっていたことも、
自分が自分に与えた約束を、
きちんと守ることができたと認め、
褒めるように意識しました。
『ちゃんと、できて自分てえらいな～』って
自己満足に浸ることを許すようにしました。
誰も、褒めてくれないですから、
せめて、自分だけでも褒めてあげようと
思うことにしたんです。
そうしたら、少し、気分が楽になって、
自分がやりたいことは、やってみようという
気持ちに変わってきました。
今でも、心のブロックを外していく作業に
とても苦労しています。
ですから子どもには、私が抱えてしまったような
心のブロックを持ってほしくないと思います。
これは、自分らしく生きていくには
いらないものだからです。
親は子どもに
もっと、こうなったらいいのに、
もう少し頑張ればできるよと
理想とのギャップの部分にばかり、
指摘してしまいます。
これは、今のあなたはダメなんだよって
伝えていることと同じです。
そのたびに、できていない自分の姿を
認めさせることになります。
いつも、100点を目指してテストを受けた事や、
決められたことを期待通りにできることで
評価をもらえるといった環境の中で育っていたことが、
今の私の心のブロックを作ったと思っています。
子どもには、
できない自分を確信させるのではなくて、
できている自分を確信させていくような
サポートをしていきたいと思います。
それだけで、子どもは自分でチャレンジする気持ちを
持ち続けていけると感じています。
