石鍋てるみです。
今日は雨模様です。
九州の方では、やっと梅雨入りしたとか。
あれだけ、夏日が続いた後だと
花壇の花も潤って
この雨も恵みの雨だなと感じられます。
今日は外では遊べないので
子どもの遊びも室内で何か考えなくては。
ブロック、ままごと、プラレール
折り紙、お絵描き？
レパートリーが少なすぎる。
先日、いつもここで
保育に協力してくれる保育士の
遊んでいる姿を見ていて
感心しました。
やはり、遊びのプロ。
その時お預かりのお子さんに合わせて
教材を自宅で揃えてきてくれています。
一時保育なので、初めてくる子どももいますから
その遊びが、子どもにヒットするかどうかは
やってみないとわからないこともあります。
でもこの時は、大ヒット。
かなり、ハマって遊んでくれました。
さすがです。
保育者は子どもがその時々で
興味を持つことに合わせて
遊びを展開していくという方法を
とることもありますが、
こちら側から、目的を持って
新しいことにチャレンジする機会や
体験する機会を作っていくという
方法もあります。
私は、子どもの遊びを
仕掛けていくということが
レパートリーも少ないし苦手なので、
彼女たちのような保育士がいてくれることは
ものすごく助かりますし、勉強になります。
子どもの遊びへの興味が強く
ちょっとした空き容器をみても
「これって、今度の工作に使えるんじゃない？」って
すぐに、考えてしまうところなんか
常にアンテナが張っているとしか思えません。
先日も、私とだけだったら
退屈していたかもしれない時間。
ボランティアの保育士と
これまで折り紙で折ったことがない
作品に挑戦して
とっても楽しそうな表情をしていた
お子さんがいました。
年長さんで、自分だけでも
いろんな折り紙を上手に折るお子さんでしたから
ひとり遊びでも十分楽しんでいたのですが
やはり、保育士が入ると違います。
新しい折り方や難しい作品に挑戦できて
さらに、折り紙が楽しくなった様子でした。
保育士は子どもの世話をすると
いうだけの仕事ではありません。
子どもの個性に応じ、
その発達、発育段階を意識した
遊び、生活の自立に向けての援助など
目に見えにくい部分での専門性が
要求される職業です。
私は、乳幼児教育者というこの職業は
もっと社会的地位が高く
評価されるべきだと思います。
乳幼児を育む場所は
人生のスタートに関わる重要な場所です。
ただ、安全に預かっていれば
いいという場所ではなく
これからを生き得ていくために大事な
心を育む場所です。
大人の都合で、集団で管理しているだけの
保育現場はもう古いでしょう。
事務的な作業や人手不足
行政に勝手に決められた決まり事で、
子どもに余裕を持って向き合うことができない
やってあげたい活動ができないといって
保育士としてのやりがいを失って
やめて行ってしまう保育士を何人もみてきました。
大変な割には、お給料も安く
シフトもこなせないため、
職場での立場も悪化する。
子どもへの熱意がある人ほどやめてしまうなんて
本当にもったいないことです。
もう時期。3年目を迎えるこの保育園。
私一人だけの運営では
ここの保育もマンネリ化してしまいます。
多くの保育士や、ボランティアの人たちの
マンパワーを取り入れて
楽しい保育を子どもたちに提供したいと
思います。
子どもたちにはいろんな人と
触れ合って、自分の可能性を
たくさん見つけて欲しいと思っています。
