石鍋てるみです。
『一時保育専門託児ルームコミナスキッズ』には
単発利用の方も多いですが
月に数回、繰り返しご利用してくれている方もいます。
初めは、ねんねの赤ちゃんだった子も
ハイハイや、歩行を始めた子もいます。
ちょうど、この時期に
通ってくれている子の中には
後追いが始まった子もいます。
後追いは、ママやパパといった
長い時間ふれあう保護者に
愛着や信頼感が芽生え、
特別な存在だと認識できるようになることを
きっかけに始まると考えられています。
保護者だけでなく
嬉しいことに私に対しても
後追いしてくれる子が
出てきています。
私が、少しでも離れようとした途端に
大泣きして、絡みついてきます。
可愛くて嬉しいのですが、
ちょっと、他の子のお世話もある中では
いつも近くにいることもできません。
泣いてしまっていても
離れなくてはならない時も
当然出てきます。
少しでも視界からいなくなると
大きな不安を感じている時期なので
できるだけ不安が軽減できるように
見えるところに一緒に移動したり
行き先を伝えて、すぐに戻るよって
声かけしたりしています。
それでも、障害物も乗り越え
がむしゃらに、追いかけてくるので
うっかり怪我をしないように
部屋の中に危険箇所がないように
いつもより注意を払って対応しています。
子どもによって
後追いの程度や継続期間などは違いますが
子どもが愛着を感じ始めている成長の証です。
忙しい時に、まとわりつかれて
やりたいことができなかったりで
疲弊してしまいそうなママもいるでしょう。
でも、この時期の不安な気持ちに
応じてあげることは大切です。
子どもは、この時期しっかりと見守られていると
感じて安心の感覚を得ることができれば
その人が見えなくなっても
ずっと見守れているという記憶が定着し
自然と自分から離れていくようになります。
子どもにこんなにも
求められる時期を経験できるのは
この数年間しかないかもしれません。
自分がやらなくてもいいことは
少し減らしてみたり
誰かに任せたりできるようであれば
やってもらいましょう。
そのように工夫して余裕ができると
穏やかな気持ちで応じることができます。
この時期の子どもにとっては
後追いする相手がいちばんの心の拠り所です。
子どもにロックオンされたことを喜んで
少しの間、楽しんでください。