コミナスブログ 支援者の心構え

好きなことを認めて行動してみる

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石鍋てるみです。

昨日は末っ子の娘と上野の美術館に行きました。

美術部の娘の作品が展示されたので
見に行ったわけですが、
高校生の画力に驚きました。

「この子は、もう将来画家になるんじゃないの?
イラストレーターになれるよね、
面白い作品、どうやって作ったんだろう。
アニメーション作品も本格的だよね。」

娘とそんな会話をしながら
作品を見て周りました。

娘も、いつの間にか
絵を描く事が好きになっていて
テスト前でも勉強せずに
絵に打ち込んでしまうほどです。


ちゃんと勉強しないと
成績に響くから、今は勉強したらいいのにと
親の自分は思ってしまうのですが、
これは、私の思いでしかありません。

彼女が、どのように時間を過ごしても
その責任は彼女が持つべきこと。
そして、この絵を描く時間が彼女にとって
無駄なものであるかどうかは
私が決められることではありません。

他のこの作品と比べても
ものすごく、絵の才能があるとか
目を引く作品がかけているかというと
そうでもない娘。

でも、彼女はただ、今は絵を描くことが
好きだということは間違いありません。

このことを、私は見守っているつもりです。
できる限りですが、彼女が希望してきた
画材の購入など、その環境を整えています。

そんなに、子どもに好き勝手にさせてたら
受験の時困るでしょ、
就職もできなくなるかもしれないでしょって
先のことが不安になって
つい、子どものためを思って忠告したくなる
気持ちはよくわかります。

でも、この子どものためにっていう
気持ちが出てきたら要注意。

それって本当に子どものためなのか
考えてください。

親が不安だからではないでしょうか。
親が失敗を恐れているからではないでしょうか。
親が子どもに失敗させたくないからではないでしょうか。

子どもが好きなことに夢中になっていることを
見守り続けることは
親があることを理解していないと難しいです。

それは、
子どもの人生の主人公は子ども自身だということ。
子どもは失敗したり、傷つく権利を持っていること。
選択の決定権は子どもにあって、親にはないということ。

先日、ある女性がこんな話をしていました。


高校生の頃、進路の選択で親から
「絵では食べていく事ができないからやめなさい。
ちゃんとした道を選択するべき」と
言われ、絵を描くことを諦めた彼女。

それから、しっかりと勉強に励み
企業に就職しそれなりにご活躍されていて、
周囲からは、成功者と見られるまでになったそうです。

ただ、毎日に物足りなさを感じ、
このまま定年まで働き続ける人生でいいのか
悩み始めた頃から生きている意味を考え始めます。


50代半ばを過ぎた時、
自分のこれからの人生で本当にやりたいこと、
自分の使命を考えるというセミナーに参加。

そこで、自分はずっと絵を描きたかった
という気持ちに気がついたそうです。

早速その気持ちをそのまま行動に移し
仕事の合間に書き始めると
忘れていた情熱が湧き上がり
自分の中に大きな喜びを感じたそうです。

毎日にエネルギーが湧いてきて、
生きている事が楽しくなり描き続けていたら
仕事の方も好転するようになってきたとのこと。

今では絵の方でもお仕事が来るようになり
カフェの壁面に絵を描いてほしいという人まで
現れてきたとのことでした。

自分が好きなことを
誰かによって封印されてしまっていた思いは
生きている意味を失わせる。

その人本来の好きなことを
思いのままにやることができたら
人生は喜びとエネルギーに満ちたものに
変化するという良い例だと思いました。

子どもが好きなことは
お金にならないこと、役立たないこと
生産性がないものに見えるかもしれません。

でも、その子にとっては
必ず人生の支えになっていくものだと思います。

親は子どもが好きなものに対して
それは、やめた方がいい、
やめるべき、無駄だよなんて
絶対に決めつけてはいけないと思います。

それが、子どもの人生を幸せに感じるための
大事なツールになるからです。

大人になったあなたが、
人生が退屈だ、つまらないって思っていたら
どこかで本当の自分を置き去りに
してきているかもしれません。

特に、学歴、ステータスに
価値を置いていた社会で生きてきた時代の人は
その価値観に縛られて生きてくるしか
なかったかもしれません。


そんな人は子どもの頃を振り返ってみると
そこに、本来の自分が好きだったことに
辿り着けると思います。

子どもに好きなことをやることを認めるように
親の自分にも認めてあげてください。

それを、小さいステップからでも
もう一度やってみてください。

つまらない、退屈な毎日が
変わるきっかけになるかもしれません。

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