コミナスブログ 子どもの発育と発達

乳幼児期は社会性を育む黄金期

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石鍋てるみです。

初めは建物に入るなり、
ママを求めて泣いていた1歳のHくん。

昨日は玄関に入るなり
自ら保育室に向かって
階段を登ろうとしています。

『一時保育専門託児ルームコミナスキッズ』の利用は
これで7回目。

3日ぶりの利用日でした。

今週は一気に彼に変化が見られました。

別れ際、チラッとママを振り返り
淡白なバイバイの儀式。

『あれ?もうママ行っちゃうけどいいの?』
拍子抜けしたママ。

そして、保育室でも行動が大胆に。


子犬のアルバくんに挨拶を済ませると
外に出ようと私の手を引っ張ります。


もう一人のスタッフの到着まで
『少し待っていようね』っていうと
ちゃんと玄関先で待ってくれようとします。

脇にあったほうきを見つけると、
それを持ち出しお掃除まで始めてくれました。



一緒に玄関先に落ちている枯葉を集めながら
Hくんの新しい面をどんどん発見して嬉しくなります。


子どもは新しい環境の中でも
自分の居場所を見つけられると
ママと離れても自分のペースで過ごすことができます。

場面を切り替え、自分で考えて行動できる力を持っています。

自分の要求を上手に伝えることもできるし
大人のお話も聞こうとしてくれます。

スタッフの1歳のお子さんが遊びにやってくると
(うちではキッズサポーターって言ってますけど)
もう数回遊んだことがある馴染みの中になっていて
すぐに意気投合。

昨日は、手を繋いで遊びに誘い合ったり
時々物の取り合いで喧嘩が始まる場面も
見られてきました。



子どもの世界も広がりつつあります。



お家でママと過ごす時間はもちろん大事。

でも、一人っ子だったりすると
他の子としっかり交流できる場が少ないと
どうしても縦の関係の立ち位置に
自分の居場所を持つことができません。

ママと自分の関係。
そこには、お互いの距離感を保ち
依存関係、主従関係といった中で
ある意味安定した安心な空間です。

でも、人や環境が変わって
いろんな人と交流することで
その場その場での自分が変化させる必要性が出てきます。

この自分を変化させ
相手とのバランスを取ろうとする経験が
心の成長を促し、社会性を育んでいくと思います。

そして、触れ合う人みんなが
自分の仲間なんだと実感できることが多いほど、
他人も自分も好きになっていけると思います。

乳幼児期に人間関係でトラブルを起こしても
赤ちゃんだからって大抵のことは
みんなにありのまま許される
子どもにとっては黄金期。

やりたいことを思うままにやったとしても
大抵は大人が見守り、危険がない範囲で
いっぱいやらせることができる時期です。


好奇心いっぱい、失敗も恐れない
この乳幼児期は社会性の土台を育む
黄金期です。

社会性を伸ばしやすいこの時期に
安心で心地よい人や場所を
たくさん作ってあげたいと思います。

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