コミナスブログ 子どもの発育と発達

信頼関係作りに、最適な時期とは

更新日:



石鍋てるみです。

子犬が来てから、
毎日トイレトレーニングに励んでいます。

おしっこシーツの上でできたらご褒美。

失敗した時には叱ったり
繰り返し言い聞かせようとしたりはせずに
無言で毅然と後始末。

上手にできた時、
とにかく、褒めてご褒美。

今はこの繰り返し。

そして、こまめにおしっこをする
生後半年までが
トイレトレーニングには最適な
大事なチャンスと言われています。

大きくなるほど難しくなるし、
おしっこ回数も減るので
褒める機会が少なくなってしまいますから
今は大変でも、こまめに見守り
その時を発見したら、その場ですぐ褒める。

失敗や悪いことには注目せず
できた時に注目することが大事。

トイレトレーニングに一緒に取り組む中で、
お互いを理解し合い、
飼い主との愛着、信頼関係も作られていきます。

もう、4日目ですが、
他の家族よりも、私の方にすっかり
甘えてくるようになっています。


これって、人間の育児と全く一緒。

人間にも、自分がやったことが
いいことなのか
悪いことなのかもわからない
全くなんの観念もなく
自由に行動する時期があります。

見ていると、いっぱい同じような失敗しては
またチャレンジして、飽きることを知りません。

親もいつも近くにいるので
見ているとヒヤヒヤすることもあったり
失敗しないようにと手を出したくなるものです。

親にしたら、困った行動であっても
困らせようとわざとやっているわけではありません。

この時期が、親が子どもに
愛情をいっぱい伝えるチャンスの時期。
この時期に、たくさん子どもの行動を見守ることで
小さな子どもの行動の変化に気がつく目を養ったり
何を考えているのかを想像する力が養えます。

子どもも、親を理解する大事な時期なんです。

とにかく、親子がじっくりと向き合うことができる時期で
子どもの人生のスタートで人との関わる上で
一番大事にする時期です。

大人から見ると、意味のない行動に見えても
人が成長するために欠かせないプロセスが
子どもの行動には表れてきます。

本能としてプログラムされています。

その赤ちゃんなら、当たり前の行動が
一見困った行動に見えるものもあります。

何でも口に入れてしまう、
触ってほしくないものをいじったり
壊してしまうなどは
探索行動と言って、発達には欠かせない大事な行動です。



叱ったりして制御すべき行動ではなくて
できるだけ、その要求を十分満たすことができるように
安全な環境を整えるのが親のやることになります。

子どもが自発的にとった行動が、
大好きな親に認めてもらい、褒められて、
気持ち良いという感覚があれば
それをまたやろうと思うのは当然です。

しつけは、この自発的な行動が
喜んでもらえたり、
嬉しいことが起こるから
頑張ってまたやろうと意欲を感じる
好循環の中で身につき成り立つものです。

決して、叱られるから、
怖いことが起こるから、
罰があるからやらないというのではありません。

上手に社会で気持ちよく暮らしていくために
しつけをすることは犬であれば飼い主、
人間では親の責任ですよね。

好ましい行動が取れた時に
しっかりと認めてあげること
大好きな人に褒めてもらえたという
満足感を感じることで
信頼関係も生まれるし、
逆に、たまに本気で叱られた時には
ものすごく効き目があるということになります。

いつもいつも、やることなすこと
悪いところばかりを指摘され、
注意されていると
どんどん、その人の顔色を気にするようになり
大事なことを、伝えていたとしても
その大切さが伝わらず、
いつもの小言だと思われてしまい効果がなくなります。

ひどくなると、憎しみや恨みに
感情が変化していきます。

たまに、出かけ先で
子どもん対して親の口数が多く、
子どもの行動一つ一つに
ダメ出しや、注意ばかりしている
親御さんを見かけます。

それなのに、子どもは空返事で、
次の瞬間にまた同じことを繰り返している。

子どもは、困った行動を繰り返すことで
大好きな親が反応してくれることを
嬉しく感じてしまっているので
この負の連鎖は止まりません。

この関係からは、しつけは成り立ちません。


子どもを、社会的に暮らしやすく、
他人にも受け入れやられやすく育むには
まず子どもの要求をしっかりと満たした上で
自発的な行動の良いところを
認めてあげることが一番大事です。

子どもの要求をしっかりと満たした上で

『それで、あってるよ。大丈夫だよ』
と大好きな親にきちんと認めてもらうと、
そんなできる自分に自信を持ってきます。

そうやって、心がいっぱい満たされると
注意を素直に聞けるようになるし、
親が自分を思って、教えてくれたんだと
理解できるようになります。

そんな関係性が、乳幼児期に出来上がると
その先はその信頼関係をもとに
お互いの課題を一緒に解決していけるように
なってくるのです。

子犬の躾のようには簡単にはいかないですが
基本は一緒だと思います。

そして、このしつけをしやすい時期は
赤ちゃんの時が一番楽にできますし、
この時期しっかり頑張れば
後がとても楽になります。

これも、発達の段階が決まっているので
この時期しかないというくらい
集中して意識して行ってほしいと思います。

人の場合は、3歳くらいまでは、
叱って教えられることはありません。

とにかく、いい行動を見つけ褒める。
好ましくない行動は無視して大丈夫です。

口や手は出しすぎず、
子どもが自分から行動したことを
しっかり見守って、
小さなことでもとにかく褒めましょう。


あくまでも、子どもが気持ちよくなることが
ご褒美になりますから、
ここは、ツボを探してくださいね。

子どもによっては、
大袈裟に褒められるのは苦手で、
ちょっと、目を合わせて、笑顔で頷くだけが
ちょうどいい子もいますから。

それだけで、親子の信頼関係は
しっかり築けます。

3歳過ぎちゃってもまだ間に合います。

今まで、叱ってばかり、
口出してばかりだったら
今日から意識して慎みましょう。

石鍋てるみオフィシャルサイトでは、LINE公式アカウントを開設しております。

子育てに関する情報や、イベント開催情報をあなたにいち早くお知らせします。

もしも、あなたが・・

  • 育児が辛く感じる。
  • 言うことをきいてくれなくて、育児に自信が持てない。
  • うちの子は、普通じゃないかもと心配になる。
  • うちの子は、ほかの子よりもダメなんじゃないかと焦ってしまう。
  • すぐに、暴力をふるってしまい悩んでいる。
  • 落ち着きがなく、じっとしていられない。
  • 子育てについて、他人の意見や評価が気になる。

こんな心配をされているのなら、一人で抱え込まないで、気楽に下の『友だち追加』をクリックしてください。

友だち追加

Facebook:@ishinabeterumi

-コミナスブログ, 子どもの発育と発達

Copyright© 石鍋てるみ オフィシャルサイト , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.