コミナスブログ 日常からの気づき

夏休みの宿題は終わらなくても大丈夫

更新日:



シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。



私の住む地域での子供たちの夏休みは

今日で終了します。

新型コロナウイルスの影響で、

短いものでしたが、

宿題はそれなりに出ていて、

中学生の娘は

気持ち的には、ちっとも休めない

夏休みだったようです。



一昨日も、読書感想文が書けないと

愚痴を言う娘に対し、

『それは大変だね~』と返答。

しばらくすると、読みたい本を

みつけたけたけど、手元に本がないとか。

『困ったね~。どうする?』と私。



まずは、図書館にあるのか検索する方法や、

電子書籍などを探してみたりを

一緒に行い、図書館にあることが判明。

少し遠い図書館だったので、

車で借りに行ってきました。

ここで、親の私の手伝いは終了です。



そのあと、なかなか

気分が乗らないのか、

書いている様子は見られません。



でも、この後書くのか、書かないのかは

本人の問題です。


こんな考えになったのも、

いろんな葛藤があった末なのです。



私の子どもたちは

一人として、夏休みの宿題を

先にこなしてしまう子は、いませんでした。

大体、終わりが近づいてきて、

慌ててこなすパターンばかり。

遊んでばかりいる姿に、

イライラしてしまうことも・・・。



特に一人目の娘の時には、初めてだったので

いろんな思いがあって悩みました。


宿題をやらずにいったら、先生にどう思われるだろう。

(親の自分が・・・)

宿題くらいは、やるのが当然。

(誰が思う当然?)

学習する習慣をつけないと、勉強についていけなくなる。

いい学校に入れない。

(いい学校って?そこに行けば子供は幸せなの?)



そんな思いから、読書感想文では

『ママが言った言葉を写しなさい。』と書かせたり、

工作をほとんど手助けして作ったり

今思うと、ずいぶんやらかしました。

もはや誰のための宿題なんだか

わからなくなっていました。

(優しい先生は、そうやって親子で取り組むことにも

意味がありますからと言ってくれましたが・・・😉)



悩んで、たどり着いた結果、

結局これに行きついたものがあります。

この方法で、子どもへの悩みが減りました。




その方法でも、現在、社会人になった子どもは、

誰に言われなくても、遅刻せず仕事をし、

勝手に勉強したり頑張っています。

その方法は、

宿題は、子どもが与えられたもので親の問題ではない。

それを、どのように取り組むのかは、

子どもにしか変えようのないこと。

親は、子どもに助けを求められたら、

親がやるべき範囲のことを、やってあげればいいと

いうことでした。



宿題は終わらせなくても大丈夫です。



大事なのは、その終わらなかった結果を、

子どもがどう受け止め、

次にどうするのかを学ぶことだからです。



夏休みの宿題を済ませていない子どもに、

『宿題やったの?』『宿題をやりなさい!』と

声掛けや叱ることは

親の仕事ではありません。




子どもが宿題をやるかやらないかは

親とは関係ないことと一線を引いたわけです。





はじめはどうしても、ひとこと言いたくなったり、

怒りたくなったりしましたが、

なれてくると、イライラや、不安がなくなりました。



先生に、叱られようが、

気まずい思いをしようが、

子どもの責任です。



結局は、子どもがやる気にならない事には

変わらないのです。

子どもを変わらせようとこだわるよりも、

子どもに任せてしまうほうが、

子どもはどうにか、頑張ります。




言われて嫌なことを親から言われないので

親子関係もこじれずに結果良かったと思うのです。




小学生のうちは、

まだまだ、いろんな経験の練習中です。

失敗しても、やり直せばゆるされる

大切な時期です。


こどもは、いつかは自分から学びたいと

思う時期が来ます。

それは、高校生になってからかもしれません。

(うちの長男は、大学を出てからでした。😅)



親ができることは、

子どもを観察することと

こどもの力を信じること。


子どもが力を発揮できるように

環境を整えることでしょう。


私の場合、子どもが朝寝坊だったり、

忘れ物をしてしまう課題がありました。



先生に、出欠.遅刻の状況

忘れ物・提出物の様子

態度・人間関係などうかがい、

私の子どもへの方針を先生に伝えました。



例えば、『朝起きること・提出物などには

いまは、声掛けや手助けをしていませんので、

失敗が続いている場合は、連絡ください』など

家庭において、今何を課題としているのか

先生にも、理解してもらうようにしました。



自宅での子どもの状況を学校と共有することで、

学校での態度や、成績だけに注目されるような

偏った評価から

子どもを守ることもできます。




また、親自身がテレビや、スマホを

だらだら見て過ごすようなことは控えてます。

自分の時間の過ごし方を大切に考えて生活しています。


私は、子どもに、

好奇心をもって何かを学んだり、

生活を楽しむことを知ってほしいと考えているので、

自分でもその姿を示せるように過ごしています。




子どもは、親の姿をよく見ています。

親をお手本に、子ども自身が考えて

成長します。

学習習慣をつけないといけないからと、

小さいうちから強制して

勉強時間を設定してみても

子どもが成長し、自分で決めるようになると、

その習慣はすぐに崩れてしまいます。



学びたいという好奇心は

その子ども自身の中に芽生えるものなので、

外部からの習慣づけはできないと思います。


また、忘れ物をしないこと、

提出期限は守りなさいと

いくら子供に注意しても、

親が学校への提出物を記入していない、

用紙を無くした、支払期限を守れないといったことでは

子どもへの説得力がありません。


子どもに期待する姿があるのなら、

親自身がまず、それを示すことが必要です。



そんな、親の姿をみて、

子どもが気付く時期が来たら

変わっていくのだと思うのです。




夏休みの宿題が終わらずに

今日を迎えてしまった子どもに

あなたが、できることは、

辛いことですが、

その責任を子どもと一緒に経験することです。




そして、どうしたらよかったのか、一緒に考え

やり直す方法を一緒に実践していきながら

解決へ導くことかと思います。




宿題は、絶対にやらせなくてはいけないという

親の思込みを見直してみると、

大事なことが見えてきます。



一度、チャレンジしてみてください。













石鍋てるみオフィシャルサイトでは、LINE公式アカウントを開設しております。

子育てに関する情報や、イベント開催情報をあなたにいち早くお知らせします。

もしも、あなたが・・

  • 育児が辛く感じる。
  • 言うことをきいてくれなくて、育児に自信が持てない。
  • うちの子は、普通じゃないかもと心配になる。
  • うちの子は、ほかの子よりもダメなんじゃないかと焦ってしまう。
  • すぐに、暴力をふるってしまい悩んでいる。
  • 落ち着きがなく、じっとしていられない。
  • 子育てについて、他人の意見や評価が気になる。

こんな心配をされているのなら、一人で抱え込まないで、気楽に下の『友だち追加』をクリックしてください。

友だち追加

Facebook:@ishinabeterumi

-コミナスブログ, 日常からの気づき

Copyright© 石鍋てるみ オフィシャルサイト , 2024 All Rights Reserved Powered by STINGER.