石鍋てるみです。
今日は、少し寂しいことがありました。
先週半ばから、2.3日おきに
一時保育のご利用があったお子さんとの
お別れです。
引っ越しの準備等で
ご利用していただいたのですが
今日、お引越しということで
今日が最後の日となったわけです。
やっと、仲良くなったのに
お別れだと思うと、寂しいものです。
もしかしたら、
東京に来ることがあって
利用してくれることがあれば
会えるかもしれませんが
難しいと思います。
結構頻繁にご利用してくださった方も
同じように引越ししたり、
月極の保育園や幼稚園が決まったりして、
会える機会が減ってしまいます。
気がついたら、
しばらく会えてないなと
感じることが多いのですが
今回のように、短期間に集中的に
利用があって、
急に会えなくなるというのは
喪失感を大きく感じます。
別れる時に
もう、この子とは一生会えないかもという
思いがよぎってしまって
最後の1時間が名残惜しくて
仕方ありませんでした。
子どもは乳幼児期の記憶は
ほとんどなくなるものですから
すぐ、忘れられてしまうでしょう。
先日、地域のボランティアで
中学生になった卒園児と一緒に
活動する機会がありました。
私の方は、よく覚えているから
「〇〇くん。大きくなったね〜」と
馴れ馴れしく声掛けしたのに
卒園児の方は、
あんた誰?みたいな感じの反応です。
「保育園のナースだよ」って言って
何となく納得はしてもらえますが
「保育園のことは全然覚えてないんです」って
正直に言ってました。
卒園後に繰り返し会えている子は
私のことを見つけると
挨拶してくれたりしますが
保育園の時のことを
覚えているわけではありません。
乳幼児に関わる仕事というのは
考えようによっては
寂しいものです。
でも、たとえ
子どもの記憶には残らないとしても
心の奥底に安心感を与えることや
人を信頼する、人を好きになるという
人としての心の土台を作る
大事な仕事だと思っています。
忘れられてしまっても
ここで過ごす時間は
子どもにとっては大事な時間だと思って
今を大事に子どもと関わっていきたいと思っています。