シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
昨日、バイクで日本一周後に
自殺してしまった若者のことを知りました。
特に次男と同じ年齢ということで、
心が痛みます。
うちの次男も、社会人になって
一人暮らしをしているのですが、
現実と理想のギャップで
精神的に悩んでいる様子を感じることがあります。
私自身も、もちろん悩みにぶつかったり
鬱々とした日々があったこともあります。
おそらく、あなたにだって
あったっと思います。
乗り超えて欲しかった。
本当に子どもの自殺のニュースを知ると
心が苦しくなります。
これから、飛び降りようとする場所、
ADHDの診断を受けたという証明書の写真を
Twitterで流した彼の心境は
どんなものだったのでしょう。
数年間にいきなり自殺願望を
抱えたとは思えません。
きっと、物心がついてから、
ずっと生きづらさを抱えてきたんだと思います。
私がショックだったのは、
日本一周をする中で、
多くの人たちに助けてもらったり
素敵な日本の風景や自然に触れて感動したはずの
彼のツイートがあるにもかかわらず
心の根っこにあった、
『この世の中からさってしまいたい』という気持ちが
回復できなかったという事実です。
バイクでの旅は、
自分を見つめる時間になったはず。
そこにも、自分の未来の可能性や
生きる意味をみつけることは
難しかったのかと思うと
悩み、苦しみの深さ、
人間関係の脆さを感じてしまいます。
どんなに、苦しい生きづらさが
彼にあったのかは、
想像以上のものでしょうから
簡単にわかるとは言えません。
でも、何とか生き抜いて欲しかったです。
どこかで、生きている喜びを
感じて欲しかった。
子どもの自殺率は
上昇傾向にあります。
昨年の文部科学省の１０月の発表でも
自殺した児童・生徒は４１５人と、
１９７４年に統計を取り始めてから最多となっていました。
少子化が進んでいて、若者が減っていく日本は、
子どもがこのように自殺してしまうという状況を
しっかりと受け止めて
対策をしていく必要性を感じます。
個人の問題ではなくて
社会の何かが、おかしいという
サインを子どもたちは大人に知らせてくれていると思います。
子どもが生きづらさを感じるのはなぜ？
未来に可能性を感じられないのはなぜ？
子どもは、大人の背中を見ています。
本当に、心が痛みます。
子どもたちには、楽しく自分らしく
生き抜いてほしいという気持ちしかありません。
お悔やみ申し上げます。
