コミナスブログ 支援者の心構え

先生という職業について思うこと

投稿日:

シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。

埼玉県の小学校で配膳前の給食のカレーに
塩素系漂白剤を入れたということで
女性の先生が逮捕された事件がありました。


報道では、犯行理由として
「担任を外されて悔しかった」と
話をしているということですが
子どもたちに被害が起きなくて
本当によかったです。

今回は人の命を傷つけることなく
子どもたちに守られたのですから、
感謝ですよね。

関係者の皆さんが
心のケアを充分にして、
立ち直ってほしいです。

24歳という若さで、子どもを導く
先生になるというのは
人間的な成長段階を考えても
とても大変な職業だと感じます。

私の子どもも、この先生と同年代ですから
特に、(まだまだ人の教育に身を置くには
早すぎるでしょ、何も知らない子どもだよ)って
思ってしまいます。

学校の先生というのは、学力的にも恵まれ
自分が教育を受ける立場の間は
優等生の人が多いでしょう。

褒められる立場であったり、
要求が通りやすい環境だったり
一見、不自由のない子どもに
見える子も多いかもしれません。

そのまま、先生になれば、
すぐに、子どもだけでなく、
自分より年上の保護者からでも
先生、先生と言われる環境に
身を置くことになるわけです。

でも、中には、
失敗しちゃいけない、
人に認められないといけない
優秀じゃないといけない
よく思われないといけないといった
観念に囚われてしまっている人もいます。

自分の行為に対して
納得した結果が得られないと
強い不安を感じたり
傷つきたくない気持ちから
防衛反応が過剰に働いてしまうこともあります。

子どもや保護者からは
良い先生だと思われたい。

子どもに懸命につくし、
愛情を注いできたのだから、
卒業の時は、自分が送り出したい
それに値する自分であるはず。

自分の努力を、周囲の人に認めてほしい
わかってほしい、
子どもにも、保護者にも
自分が特別な存在だったと
思ってほしいなどという
エゴがどんどん強くなってしまったのかもしれません。



いづれにしても、精神的な成熟度
自分への劣等感、不足感が
本来は大切なはずの子どもたちに
危害を与えるという矛盾した行動をさせてしまいます。

年齢だけで、先生としての適性があるかどうかは
判断できないのが難しいところですが、
子どもを教育する立場の人間は、
頭の良さだけではなく
人間性は重視すべきだと思います。

それは、相手にする子どもが
小さくなるほど、厳しくする必要があると
考えています。

日本ではまだ、幼児教育に対しては、
その重要性の認識が低いと感じています。

例えば他の教育課程から比べると
学力の面でも比較的簡単に
先生になることができます。

専門的知識がなくても、
子育て経験があれば
保育補助員になれたり、
少しの研修で現場で働くこともできます。

さらに、保育士不足と言われていて、
採用試験も甘くなってきています。

実際に保育士として入職しても、
おむつ交換一つ満足にできない人や
連絡帳に書く文字が間違いばかり、
言葉使いも馴れ馴れしく学生のままという人もいます。

学校で一体何を学んできたのかと
疑問になるほどの人も中にはいます。

それでも、資格がもらえ、
先生になれちゃうんですよね。

本当にしっかり学んでいる先生もいる中で
そのような人が混ざってしまうような
システムはやはり職業に対するイメージダウンですし、
頑張っている先生方も悔しい思いがあると思います。

本当に、重要でかなり複雑な専門性を必要とするのが
子どもを対象にした職業だと思います。

幼児教育、義務教育だからこそ、
その適性についてはもっとシビアに
評価されるべきだと思っています。

残念なことですが、
子どもと対等な気持ちで怒鳴りつけてしまう先生や
機嫌を損ねやすい先生、暴力的な先生
子どもの発達段階さえも理解していない先生
威張って子どもに指示出しする先生
保護者の前で迎合する先生など
本当に教育者なのかと疑問を持ってしまう人も
目にします。

人間は完璧な人はいません。
けれども、子どもを教育する立場の人は少なくとも、
自分をしっかりとコントロールできる力を持って
自分に起こることは、自分の問題だと
考えられる人間であることは
必要だと思います。

子どもの教育の現場で、
我が子の身心の安全、安心を
心配するようなことがあっては
絶対にいけないと思います。

先生になるというのは、
単なる職業の一つではなくて
自分を成長させる、謙虚に学び続ける姿勢を
伝えていく役目を持つ立場だと思います。

自分はそうありたいと思います。




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