シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
今日は、9月9日。
昔から、奇数は陽の数であって、
3月3日、5月5日、7月7日というように
奇数が重なるときを五節句として、
祝う行事として伝えられています。
特に、陽数の極である9が重なることから
「重陽」と呼ばれていて、
『菊の節句』,『重陽の節句』と
大事な意味を持つ日です。
陽の極が2つ重なることから、
とてもめでたい日とされ、
邪気を払い長寿を願って、
菊の花をかざったり
菊酒を酌み交わして祝ったりしていたということです。
現代はさほど大きな行事ではなくなってしまいましたが、
一年の中で、とても重要な行事ですね。
昔からの行事には人が自然の中で健康に過ごし
共存していくヒントとなること、
意味深いものがたくさんあります。
伝承され、大切にされるには
それだけの意味があるわけです。
大人はそれを学んで、
子どもたちに伝えていくという
大事な役目があると感じています。
菊の花は、日常よく見かけるお花です。
仏様やお葬式に飾られる花なので、
ちょっと、暗い印象を持ちがちですが、
菊は邪気を払う力をもつ霊草と
信じられていたようです。
日本の国花であって、
皇族の家紋、パスポートの表紙になっていて
大事な意味のあるお花だとわかります。
何気ないところに
菊が使われていたりします。
よく食べるお刺身にも
菊のお花がついてたりしますよね。
これは食用菊。
解毒の意味で使われているのですよね。
どうしてこうなっているのかを
わからないまま過ごしてしまっていることも
よく調べてみるとよく考えられているなと
関心することばかりです。
子どもたちに、そんな先人の知恵を
話せる大人になりたいなと思います。
重陽というくらい、
陽に強く偏りすぎることで
逆によくないことも招くということから
できるだけ中庸に整えるために
邪気払い、陰を取り入れバランスを取ることが
大事とも言われています。
今日は、菊のお花を飾ってみたり、
菊のお風呂に入ったりして、
リラックスしてみると良いと思います。
カモミールティーなんかも
おすすめですね。
古来からの知恵を意識してすることも
生活を豊かにしてくれます。
日常に少し非日常を取り入れることで
新鮮な気持ちになります。
興味があったら、やってみてくださいね。