シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
沖縄本島の認可外保育園で7月30日昼ごろ、
預けられていた生後3カ月の男児が
死亡してしまったニュースは
親御さんのお気持ちを思うと
本当に言葉が出ません。
一時保育中に起きたこの事故の詳細は
まだ、はっきり確認できていませんが、
2度と同じことが起きないように
検証結果を確認して、自分の園でも
気を付けていこうと思います。
この園は毎年の立ち入り調査で
「乳幼児突然死症候群の予防」
「必要な保育従事者数の確保」など
12項目で改善を指導されていたようです。
こんなに多い項目の改善点があり、
しかも、最低限必要な項目に
課題がありながらも
経営できてしまうのが
怖いことだと思います。
条件を満たしていなければ
開園できないというように
決められていればいいと思います。
私が、今回認可外保育園を
開園するにあたって、
やはり、基準審査は、
開園後に行われるということでしたが、
基準を満たしていることを確認してから
開園することは当然だと思い、
そのように準備しました。
自信を持って、お預かりしたいですから。
特に、設備面、建築基準面などは、
そう簡単に修正できるものではありません。
事前に基準を満たせなければ、
ここでの開園は諦めていたか、
別の場所を借りられるまでは
開園しなかったでしょう。
もちろん、今回の経営者がこの状態でも
子どもを預かろうとしてしまうことにも
疑問を感じます。
怖くなかったのか?
責任を感じなかったのか?
本当に、残念です。
どんなに、基準を満たしていても
突然死症候群のような事故は、
100%起きないとはいえないですから
保育中の管理は大変神経を使うものです。
特に、生後3ヶ月の赤ちゃんが
睡眠中には、最低でも5分おきに
呼吸のチェックはしなくてはいけません。
短時間の預かりであっても
いつ、子どもが事故を起こすか
身体に変化があるのかはわかりません。
今回のお母さんも、
短時間での一時保育利用中に起きた事故で、
保育中に一致何があったのか
納得できない状況でしょう。
園へ詳細の説明を求めていますが、
どのような対応になるのか
同業者として心を痛めながらも
今後の経緯を確認していきたいと思います。
ご冥福をお祈りいたします。