シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもは元気に動き回っているのを見ると
活発で元気で、子どもらしいなって
微笑ましく思えます。
それでも、時と場合によっては
じっとしていてほしい時もありますよね。
特に、園内での集団生活の場面では
そのような場面が必ずあって、
その時に、動いてしまうと
元気で子どもらしいななんて
言っていられなくなってしまうでしょう。
席から離れたみたり、
椅子をガタガタさせてみたり、
そこまででなくても
身体を揺らしているだけでも
集団では目立ってしまう行動になります。
小さいうちはよく見かける場面ですが、
例えば、4歳くらいになって
周りの子はちゃんと椅子に座って
先生の話を聞いているのに
それができていない子をみると、
『ちゃんとしなさい!』って
言いたくなってしまうでしょう。
大半はできていることなのに、
その子ができていないと
ただの元気な子ではなくて
あれ?どこか変なの?って
感じて心配になる大人もいます。
『まだ、4歳だし、こんな子もいるよ。
元気でいいじゃない』って思う大人もいます。
あなただったらどうでしょうか?
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確かに、状況がわかっていて、
わざとそういう行動をしている子もいます。
そうだとしても、いつでも
そのような行動をとるとしたら、
何かそうせざるを得ない理由があるかもしれません。
ちゃんと座っていないといけないと
わかっているけれど、
どこか、動かしていないといられない
理由があるかもしれません。
ある一場面を見ただけでは
それが心配することではないのか、
少し気をつけてみてく必要があるものなのかは
判断できません。
頻回にこのような場面が見られる、
指示が聞けない、
いつも身体を動かして落ち着かないという
子どもの場合は、
やはり、何らかの課題が隠れていることも
考えた方がいいと思います。
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もちろん、様子を見ていて、
大きくなれば落ち着くことかもしれません。
でも、このことで、
注意を受けることが増えてしまうとか、
いつも、周りから困ったなーと言うような
態度で見られることが増えてしまうと
そのこと自体が、その子にとって
よくない環境を与え続けることになります。
〇〇ちゃんだから仕方ないとか
たとえ口に出さないような
周囲の人の思いであっても
必ずその雰囲気はその子に伝わります。
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何か、そうやってしまう
動かないといられない理由があると思って
一度発達相談など受けてみるといいと思います。
4歳くらいだと、学校へ行くまでに
あと数年くらいはあります。
一度、不適切な行動をしてしまう理由が
隠れていないかどうか
確認だけはしておいてあげると
課題が見つかったとしてら
改善する時間が取ることができます。
理由がわかれば、周囲の理解も得られ
理不尽に注意を受け続けることを
減らすことができますから
子どもの気持ちを傷つけないですみます。
家庭は自由な場所ですから
気がつかないこともあるかもしれません。
行事に参加してみたり、
先生に様子を聞いてみたりして
集団生活での困っている場面がないか
早めに確認する機会を作ることを
お勧めします。