シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
あなたは、“黒ひげ危機一発”っていうおもちゃで
遊んだことがありますか?
海賊が入った樽に
剣を順番に刺していくあのおもちゃです。
自分が子どもだった頃から、
自分の子どもも遊んだ、今でも楽しめる
ドキドキのおもちゃです。
単純な遊びですが、剣を刺した時に
海賊が飛び出てくる瞬間が、
本当にスリルがあっておもしろいですよね。
このおもちゃで、面白いエピソードがあります。
海賊を剣で刺して
海賊を飛び出させた方が
負け!
子どもたちは、自分の前の人に
『早く刺してくれ~!』と叫びます。
そして自分の番では、
(どうか、当たりませんように・・・)
祈るように、逃げ腰に剣を恐る恐る刺します。
そして、当たってしまったら、
“『最悪~。がっかり。』となります。
しばらくして、
『じゃあ、今度はさ~。刺した人が勝ちね。』
樽の中の海賊は、仲間で
中で縛られているロープを剣で切って
助けた人が
勝ちってことにしよう!
とルールを変更します。
そうすると、今度は、刺すときも、
『えい!!』
と勢いよく、力強くなります。
自分の番を待つ間も、
誰かが刺してしまわないように、
まだかまだかと
待っていられません。
さっきより、みんな前向き!
イケイケで、剣を刺していきます。
やっていることは同じなのに、
ルールが変わっただけで、
挑戦の気持ちが全く違うわけです。
これは、日々の出来事への
取り組み方にも通じてくると思いました。
同じことをやるのに、
逃げ腰になるのか、
積極的になるのかは、
自分の考え方次第。
ルールの理解、捉え方次第ということ。
物事を、積極的な方に捉えられるか、
消極的な方に捉えるかで
自分の行動が全く変わってきます。
日常、誰にでも、
大変な事、辛いことは起こります。💦
そんな時、逃げたくなったり、
出来ないことを人にせいにしたくなったり
人間は、自分を守るために
いろんな嫌な考えをしてしまいます。
どんな、人間でも、
その嫌な心が現れてくるのは
当たり前。
こんなことを考えるのはいけない事と
蓋をする必要はありません。
こんなことを思う自分は、いけない人間
駄目な人間だと、思う必要はありません。
そう、思ってしまうのは、当たり前で、
つい、そうなってしまうのものだと
よく知っておくことが大切です。
自分は悪くないんです。
子どもに対しても同じです。
そんな、子どもの心に気がついたら、
『そう、思ったんだね。
そう考えちゃったんだね。
それは、自分を守るための自然のことだから
当たり前の気持ちなんだよ。🧡
にんげんだもの。(By 相田みつを 😋)』
そうやって、ゆるしてあげましょう。
(自分も そして 子どもも💚)
まずは、そう思ったことを
認めてしまいましょう。
大事なのはそのあと。
その先は、自分で選ぶことができるのです。
どんなふうに、そのことを積極性のある考え方に
すすめていくのか。
この練習のくりかえしで、
心が鍛えられると思います。
黒ひげの仲間を救うような気持ち
そんな、思いやりのある、
強い心を育てることができたら、
どんなときでも、
自分らしく、積極性のある生き方が
できそうな気がします。
小さなことの選択の方向が、
自分を変えてくれると思います。
子どもに、伝えながら、
自分もまだまだ、
育てられています。😓
今日は、雨が降りそうです。
ひさしぶりに、子どもと
“海賊危機一発”
遊んでみようかな 🥰