シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
メダカの赤ちゃんに餌をあげようしていたら、
つい、見惚れてしまって、
気がついたら15分以上
時が経ってしまっていました。
かわいいなー
ちょっと大きくなってるなーと
嬉しくなって、じーっとみていたら
いつの間にか
メダカの赤ちゃんの気持ちになって
色々想いに耽ってしまっていました。
そんなに時間が経っていたなんて
びっくりしちゃいました。
私ってやっぱり変なんだ。
そう自覚した一件でした。
これって、小さい子が
くるくる回るものをじーっとみてたり
何度も同じことを繰り返すことに
夢中になったりしてる時の
心境と同じですよね。きっと。
過集中。空想癖。妄想中。
発達障害の子どもには
よくみられる様子で、
これが生活に支障が出てくるほどだと
問題だーって言われてしまう。
でも、この時間って、
何も考えてない、気持ちのいい時間。
瞑想している時みたいに
何にも感じない、周りに溶け込んで
一体化している気分で
いつまでもこうしていたいと思うほど
至福の時間です。
そういえば、
子どもの頃、ヒーローやヒロイン、
時に悪人になりきって
遊んでいた自分を思い出します。
砂場で大きな穴を掘って基地を作ったり
山を作ったり、壊したり。
頭の中で妄想が膨らんで
その世界にどっぷり浸かって
遊んだ時は楽しかったものです。
それも、今考えると、
没頭できたのは
本当に短い期間でしかなかったような気がします。
この世の時間というものに気がついてから
自分の中に何か柵のような囲いが
できた感じがします。
時間を気にしながら、
自分を時間に合わせる生活が続いて
そのことに何の疑いも持たなくなっていました。
時間は命です。
時間は自分が亡くなる日に向かって
カウントダウンされています。
歳をとって、改めてそのことに気がついてから
自分にとって必要でないことに
かけていた時間を減らしました。
ワイドショーや暗いニュースを見る時間
その気になれない食事会に使う時間を
やめました。
時間に追われる生活を抜け出したい、
自分で時間を使う暮らしを意識し始めてから
毎日、少しですが時間をゆったりと
味わえるようになってきました。
そうしたら、今朝みたいな時間もあって
子どもの頃のような幸せな感覚を
味わえるようになったのです。
まだ、時間の存在に気がつかない
この瞬間の幸福感の世界を
子どもから取り上げてしまいたくないと思います。
どうせ、いつか気づく時が来るのです。
ゆっくり、じっくり自分の世界を楽しむことは
ちっとも、変なことではないし、
困ったことでもない。
それをしてもいい乳幼児期には、
とことん味合わうことを保障してあげても
いいのではないでしょうか？
