シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
子どもたちの体力、運動能力の低下は、
ずいぶん前から指摘されています。
昔の子どものように、
暗くなるまで外で遊ぶ姿も見なくなりました。
ゲームなどでのスクリーンタイムが増えたことも
体力低下に影響しているかもしれません。
今は、意識的にスポーツ教室などに行かなければ、
遊びの中で運動量を確保しにくい状況です。
特にこの、コロナ禍では、
運動量低下への影響は大きいかと思います。
最近の子どもは、靴のひもを結べない、
スキップができないなど、
自分の身体を操作する能力の低下も指摘されています。
体力低下は、肥満や、ストレスなどに対する
抵抗力の低下や、
感染症への免疫低下にもつながるといわれています。
子どもは、今からが、体力をつけやすい時期ですし、
将来的に大人になったときの体力低下にもつながるので
この時期にしっかりと基礎体力をつけておくことは
重要だと思います。
もっと、遊びという子どもならでは経験から
自然な形で運動能力が向上できる
環境がほしいと思います。
でも、大人が子どもを自由に遊ばせられない。
家な中にいてくれた方が、安心だし、
ゲームに夢中になって静かにしていてくれると楽。
歩かせると遅いから、ベビーカーに乗せちゃう。
外で子どもだけで遊ばせるなんて危険。
犯罪があるから、他人は信じられない。
そんな、大人が増えてしまっています。
こうして、子どもの問題は大人が問題だから起こるのです。
運動は免疫力を向上させるという効果があると
聞いてはいるはずですが、実践できない人もいますよね。
ダイエットのように、目に見えて効果が表れてくれると
モチベーションも上がるかもしれませんが、
体力や免疫力って目には見えません。
そういったことを、実践していくには、
目に見えない部分を学んで、
その必要性をしっかり理解することが大事です。
そして、自分の健康状態をより良く高めようと
決めること、意識することが必要です。
そもそも、意識しないと、自分の体力・免疫力が
正常なのか、低下しているのかも
気にしなかったりするわけです。
大人でも、自分は小さいころからアレルギー体質だから、
風邪をひきやすいからと、
その状態をそのまま認めてしまっている人もいます。
人は、自然治癒力といって、
身体を正常な状態に戻そうとする働きが備わっています。
どこか、身体に異常があれば、治ろうとするのです。
本来は何も異常がない状態が、当たり前なはずです。
それを、忘れてしまっているのです。
身体に異常が起っているのは、
どこかが変だというサインです。
アレルギーを起こす、風邪をひく状態、
病気になるのは、どこかおかしい状態だと気づくことです。
アレルゲンやウイルスや細菌にかかったから
なってしまったと終わりにしない事です。
免疫力が落ちている、
身体の機能がちゃんと働いていないと察して、
自分でまず修正しなくてはいけません。
すぐに、医者へ行って薬で治そうとしたり
他の力を借りる思考をまず切り替えて、
自分の行動で治すことはないかを探してみましょう。
生活習慣、食べ物、睡眠など、
身体のメンテナンスができているか、
方法は間違っていないか見直してみましょう。
特に、子どもは、大人の健康管理意識が
ストレートに影響します。
親が、体調を崩しやすい生活をしている、
肥満・生活習慣病を持っている場合、
一緒に生活している子どもにも
同様の状況を招く可能性が大きいです。
子どもの健康状態を向上するには、
親が健康を学んで自分から管理できないと
いけません。
ちょっと努力は必要ですが、
大事な子どもの将来の健康つくりのためだと思って
まず、あなたが見直してみましょう。
『うちの子は、すぐ中耳炎になるのよ』
『うちの子はこの時期は喘息になるのよ』
このお話が分かれば、
こんな言葉がおかしいと感じるはずです。
だんだんと、子どもの健康の異常にも
早く気づくことができ、対応ができるようになります。
子どもに健康教育ができるようになりますから、
子どもは自分の身体を大切にする方法を
手に入れることができます。
今より健康になると意識して生活できる力は、
一生大事なものになります。
ぜひ、子どもに伝えてください。
子どもの問題が目についたら、
それは、大人がなにかしてしまっていないか考えると
自分が成長しなくてはいけないことが見えてきます。
