シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。
先日、メダカの水槽から
ホテイアオイの根っこについた
卵が確実にないことを確認して
外のバケツに出しておいたら
今朝見たら、赤ちゃんが
5匹も産まれてました。
根っこのどこかにまだ卵が
残っていたんでしょうね。
こんなに暑い過酷な状況であっても
(お水がお湯みたいになってた)
命は産まれてくることに
感動しました。
『暑い中ほったらかしてごめんね』って
早速、お家の中にいる
他の赤ちゃんの仲間のところに
合流させました。
ちょっと、疲れ気味の
ホテイアオイだったので
捨ててしまおうと思っていたのですが
ちょっと様子を見ておいてよかったです。
この赤ちゃんたちも
捨ててしまうところでしたから。
生き物は、過酷な環境の中でも
どうにか生き延びようとします。
人も、どんなに悪い環境であっても
本能的によりよく生きよう、
命をつなげようとする方向へ
向かっています。
その人なりに、自分が生きていくのに
都合のいい方向へと
向かっていく生き物だと思います。
時にそれは、他人から見たら、
あまり望ましいと思えない方向だったりします。
例えば、不登校の子ども。
学校に行くことが、
自分を辛くしてしまう、
生きていくエネルギーを
奪われてしまうから、
学校へ行けない。
けれども、親や先生から見れば
それは、望ましいと思えないわけです。
せめて義務教育は受けるべき、
学校には、行くべき
学校に行かないと社会性が育たないなど
子どもの将来を心配するあまり
学校に行かせなくては行けないし
それが当たり前だと思って
子どもに学校へ行くことを
要求してしまいます。
不登校に対応する多くの親は
このような考え方と
子どもの気持ちを尊重したいという思いの
狭間で、葛藤してしまい悩んでいます。
子どもが苦しんでいるのを目の前にして
心を痛めている方は
どうにかして、子どもの思いを
叶えてあげたい。
今は、学校に行かなくてもいいよって
言ってあげたいという思いが
よぎるでしょう。
でも、それが正しい選択なのか?
周囲からはどう思われるだろうか?
パートナーや親族から批判されるかもしれない。
子どもの人生をダメにしてしまうかもしれないなど
たくさんの葛藤と、
子どもの味方をする自分への責任や
孤独に耐えられるかも
不安になることだと思います。
いろんな、周囲の意見や常識に振り回されると
迷いも増えて、今の行動が見つけられません。
その決断で将来子どもがどういう姿になるのかは
誰にもわからないことですから、
正しい答えはないのです。
ただ、育児をしていて、
子どもが人生でつまづく問題が起きた時
私は、母親ができることで一番大事なのは
子ども自身の生きていこうとする方向を
信じること、一番の味方になることだと
思っています。
その時に子どもが、笑顔でいられる環境を
まず一緒に見つけていくことだと思います。
それは、子どもの生きがいを守ること
命を守ることです。
子どもは、どんな状況でも
自分をより良くしたい、
自分の命を生かしたいという方向を
選んでいます。
子ども自身が、生きていて楽しい、
幸せを感じることができる環境を
一緒に歩んでいく姿勢を貫くことが
お母さんの役目かもしれないと思っています。
それをするには、お母さんは
孤独になってしまうかもしれません。
でも、子どもの味方は
お母さんである自分しかいないと
覚悟する強さが必要です。
そんな中で、だんだん親になっていけるのが
育児だと思います。
子どもは、そんなお母さんの気持ちで
心にいっぱいエネルギーを充電すれば
外に向けてのエネルギーが出てくると思います。
子どもを信じて、子どもが楽しいこと
嬉しくなることを
一緒に見つけて、少し後ろから
見守ってあげてほしいと思います。
まずは、子どもの心の
充電を第一に選択して、
子どもが笑っていれば
それが正しい選択だと
自信を持ってほしいと思います。