コミナスブログ 日常からの気づき

子どもの気持ちがくみ取れない自分に気づきましょう

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シンプル育児アドバイザーの石鍋てるみです。


私は今までたくさんの育児本を読んできました。

育児本には、子どもの気持ちをくみ取ろうとしながら

関わることが大事だということがよく書かれていますね。


親だから、子どもの思っていることが分かって当然

というように考えてしまう人もいます。


けれどもたとえ子どもであっても、

その気持ちを察する能力は、親であっても人それぞれです。


子どもが泣いている様子に気がつかない人もいれば、

ちょっと泣き始めようというそぶりだけで、

駆け寄れる人もいます。

HSPといわれるような、敏感さんだと、

子どもが泣いているだけで、

その状況を自分のことのように感じてしまって

辛くなってしまったり、動揺してしまいやすい人もいます。


確かに、子どもの思いをくみ取る力は重要です。

赤ちゃんはしゃべれませんし、コミュニケーションも、

泣くことが、唯一の表現方法です。


この、【泣く】から、いろんなことを想像して

対応することから育児は始まります。


育児の様子を見ていても、このお母さんの察する能力が、

育児の大変さに大きく影響している様子がうかがえます。


例えば子どもが泣いている理由と、

応える内容がマッチングしていない場合です。


自分でズボンを履きたがるのを、手伝ってしまったことで

癇癪を起こしてしまった子どもがいたとします。


そもそも察しがいいお母さんは、

自分でやりたがるよね、私がやったらきっと怒るよねって、

察してすでにわかってしまうので、手は出しません。

すぐに子どもを励ましながら見守る行動をとっているので

子どもが癇癪を起こすことはありません。


子どもの思いをくみ取れるお母さんは、

『自分で履きたかったんだね、ごめんねっ』て言って、

子どもがやり直したそうであれば、それをやらせてあげます。

それも、拒否されれば、お母さんが悪かったねって

なだめるかもしれません。


子どもの思いが分からないお母さんは、

泣いている理由がわかりません。

『何で泣くの!』って言ってみたり、

ちがうものに意識をそらそうとしたり、

その場をどうにか落ち着かせることばかり考えてしまいます。

子どもは自分の思いが通じないので、さらに癇癪が続きます。


ちょっとしたことが、お母さんの察する力、

くみ取る力によって大きな現象として出てきて

育児を難しくさせてしまいます。


子どもがなかなか自分の言うことをきいてくれない、

うっかりしていたら、子どもが泣いていることに

気づかなかった時があるという場合、

もしかしたらこの子どもの思いをくみ取る力、

察する力が弱いタイプ
かも知れません。


そうだとしたら、どうしたらいいでしょうか?

子どもの思いがくみ取りにくいと、

子どもは欲求不満状態が続きますから、

安心することができません。

子どもとのアタッチメント(愛着)の形成

支障を起こしてしまいます。


それは、子どもにとっては良い環境とはいえません。

早めに対応を考えたいところです。

まずは、自分は子どもの気持ちをくみ取りにくい

タイプかも知れないと自覚しましょう。


その上で、注意深く、子どもを観察しましょう。


特に自分以外の人と関わっている子どもの様子を観察すると、

子どもが嬉しそうにしているときはどんな時だとか、

笑顔を引き出した時の、大人の関わり方はどんな風か

意識して見れるようになります。

保育園に行っているのであれば、

保育の様子を見せてもらうのもいいと思います。


良い関わりがあった場面を、真似してみましょう。


声掛けや、子どもが泣いた時の対応など、

たくさん他の人のケースを見ることで、

自分の中に方法がストックされていきますから、

実際に試してみましょう。


子どもが訴えていることが分からない時は、

慌てないで、スキンシップをとりながら

『よしよし』って、なだめるだけでいいです。


全く違うことを、やってしまうよりも、

寄り添っているだけで、子どもなりに

共感してくれていると理解します。


失敗しちゃったら、

『気がつかなくて、ごめんね』と

認めましょう。


母親だけど、わからないことがあるということを

認めましょう。

これは母親全員に言える事でしょう。


子どもの思いを勝手に解釈してしまうほうが問題です。

自分は、結構子どもの気持ちはわかっていると

思っている人は、要注意です。

時に子どもの思いが分かってるのに、

それに応えようとしないといったことも、

見かけることがあります。

乳幼児期には、この対応は必要ないでしょう。

親であっても子どもの本当の気持ちは

わからないという気持ちで話し合う事、

お互いを伝えあうということは

これからもずっと大事になってきます。


子どもがお話ができるようになったら、

気持ちを上手に伝えあうことを意識していきたいものです。


子どもの気持ちをくみ取るのが苦手でも、

理解しようという気持ちがあれば、必ず伝わります。

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